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2001 年度 実績報告書

バーコード読取機能付き携帯情報端末を用いた医療過誤防止システムの開発と構築

研究課題

研究課題/領域番号 13470503
研究機関岐阜大学

研究代表者

紀ノ定 保臣  岐阜大学, 医学部・附属病院, 教授 (50161526)

研究分担者 酒井 順哉  名城大学, 都市情報学研究科, 教授 (30107891)
大塚 節子  岐阜大学, 医学部・附属病院, 講師 (60126729)
梅本 敬夫  岐阜大学, 医学部・附属病院, 助教授 (40223614)
山本 皓二  三重大学, 医学部・附属病院, 教授 (00112269)
キーワード医療過誤防止 / 携帯情報端末 / バーコード / リストバンド
研究概要

【研究内容】本研究では以下の事項を検証した。(1)患者の取り違いや勘違い等による処置ミスの防止:バーコードリーダ機能内蔵の携帯端末を使用し,患者が装着しているリストバンドで指示内容と患者が合っているかチェックする機能。(2)医師が指示した内容を確実に実施できること:バーコードリーダ機能内蔵の携帯端末を使用し,薬剤ボトル等に貼られたバーコードラベルと指示内容が合っているかチェックする機能。(3)誰が,いつ,何を実施したかを記録に残すこと:バーコードリーダ機能内蔵の携帯端末を使用し,職員用ネームプレートに貼られたバーコードラベルを認識することにより,誰が,いつ,何を実施したかを確実に記録する機能。
【研究実績】今回の検証では本システムのUI端末から注射指示を入力し,その指示ごとに携帯端末で実施記録を行うことでシステムの評価を行った。詳細は以下である。(1)バーコードラベルの印刷,貼付。(2)オーダ変更時の対応。(3)携帯端末について。その結果,以下のことが確認できた。実施入力する際に患者リストバンドで患者を確認したり,薬剤バーコードラベルで薬剤の整合性をチェックするだけでは本当の意味での確認にはならない。厳密に行うとするとバーコードラベルを作成する行程からバーコードの正当性を管理する必要がある。患者リストバンドや薬剤バーコードラベルをいかに間違いなく作成し,患者や薬剤ボトルに貼るかを管理することが重要になる。そのためには実施だけに焦点を絞るのではなく,院内全体の業務分析を行い,電子カルテとの連携を意識した院内業務を検討することの必要性がクローズアップされた。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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