研究課題/領域番号 |
13470526
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
中野 正孝 三重大学, 医学部, 教授 (00114306)
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研究分担者 |
本多 正幸 長崎大学, 医学部・附属病院, 教授 (10143306)
中井 桂司 信州大学, 医学部, 講師 (10303744)
櫻井 しのぶ 三重大学, 医学部, 助教授 (60225844)
西出 りつ子 三重大学, 医学部, 助手 (50283544)
中村 洋一 茨城県立医療大学, 人間科学センター, 助教授 (90113969)
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キーワード | 看護情報科学教育 / IT教育方法 / 学習支援システム / 全国調査 / CAI / 教材開発 |
研究概要 |
本年度の研究課題は3つであった。まず第1の課題として、全国看護系学校のIT教育及びITを使った看護教材の開発の実態と課題を明らかにするため、看護大学、短大、専門学校等、全国看護系学校1,061校を対象に、「看護学生のためのIT教育及びITを活用した教育方法に関する調査」を実施した。その結果、郵送法による調査としては、比較的高い回収率(405件(約38%))が得られ、本研究課題への関心の高さが確認できた。回答が得られた学校の内、IT教育を実施しているのは90.6%、また、95.3%が看護教育にITを利用しているものの、CAI教材の利用は12.8%に留まり、また、最近注目されている遠隔授業の実施は、4.2%に過ぎない等、看護教育におけるITの活用についての問題点等が明らかになった、この調査では、本年度の研究において、貴重な情報を得ただけではなく、次年度の研究を進める上で重要な協力校のリストも作成できた。第2の課題として、これまで看護で利用されてきた学習ソフトを検討するため、文部科学省大学共同利用機関メディア教育開発センターや茨城県立医療大学等が作成したソフト、また、看護におけるCAIに関する文献等を収集した。これらの資料を基に、看護における学習ソフトの現状と今後の課題、学習ソフトの内容、そして、デジタル技術による動画方式を採用した看護の教材の開発に関わる問題点について検討した。さらに、第3の課題として、地域看護学に関する教材開発の一環として、地域における中高年の肥満に関する健康学習及び健康支援や高齢者イメージをテーマとして、教材のシナリオを再検討するとともに、実際の場でデータ収集を行い、その基礎的データの一部を発表した。
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