研究課題/領域番号 |
13470526
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎・地域看護学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
中野 正孝 三重大学, 医学部, 教授 (00114306)
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研究分担者 |
本多 正幸 長崎大学, 医学部附属病院, 教授 (10143306)
中井 桂司 三重大学, 医学部附属病院, 助手 (10303744)
櫻井 しのぶ 三重大学, 医学部, 助教授 (60225844)
西出 りつ子 三重大学, 医学部, 講師 (50283544)
中村 洋一 茨城県立医療大学, 人間科学センター, 教授 (90113969)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2003
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キーワード | 看護情報学教育 / 情報技術 / コンピュータ教育システム / 情報科目 / 看護情報学教育に対する意識 / 遠隔授業 / CAI / 全国調査 |
研究概要 |
本研究の目的は、わが国における看護学生に対する看護情報学教育の実情と問題点とを明らかにし、看護情報学教育のガイドラインや枠組みの再検討を行うとともに、新しいITを活用した教青システムを開発することである。その目的にそって、2002年には看護学生のための情報科学についての授業、教育施設や設備、授業要綱、そして看護情報学についての意識などに関して質問紙法により全国調査を行った。調査対象は1,046の看護系学校であり、回収率は40.2%であった。調査の結果、回答した学校の90.7%が情報科学教育を行っており、情報処理教育用設備は82.9%が有していることが明らかになった。しかしながら、CAI (computer assisted instruction>を利用している学校は13.1%、遠隔授業を行っているのは4.0%に過ぎなかった。そうしたことから、わが国においても看護情報学は看護実践に必要であることが認識されてきたが、学生に対する看護情報学教育への対応は十分であるとはいいがたい。看護情報学教育を発展させていくために、いくつかの特別なプロジェクトを立ち上げ、今後の研究が必要である。そこで1つの試みとして、地域看護活動に関するCAIを開発した。このCAIの教育効果について着護学生を選び検討した結果、有用であることが確認できた。これらの知見をもとに、看護情報学教育の枠組みや内容について討論し、2004年には看護学生のための情報科学の新しい教科書を出版した。
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