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2001 年度 実績報告書

臓器移植医療における看護職の役割・機能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13470528
研究機関東京都立保健科学大学

研究代表者

志自岐 康子  東京都立保健科学大学, 保健科学部・看護学科, 教授 (60259140)

研究分担者 勝野 とわ子  東京都立保健科学大学, 保健科学部・看護学科, 助教授 (60322351)
杉本 正子  東京都立保健科学大学, 保健科学部・看護学科, 教授 (80226464)
川村 佐和子  東京都立保健科学大学, 保健科学部・看護学科, 教授 (30186142)
習田 明裕  東京都立保健科学大学, 保健科学部・看護学科, 助手 (60315760)
金 壽子  東京都立保健科学大学, 保健科学部・看護学科, 助手 (60279776)
キーワード臓器移植 / 生体部分肝移植 / 看護職 / ドナー / レシピエント / 移植コーディネーター / QOL / 家族
研究概要

今年度は、次の2つの目的のもとに研究を行った。
【目的1】国内・国外の臓器移植医療に関する文献検討を行い、移植医療研究の動向を明らかにする:国内文献は「医学中央雑誌」(1995年〜2001年)を用いて「移植」及び「看護」で検索して得られた原著論文52件を対象とした。その結果、ドナーが脳死状態である場合の移植については脳死に関する意識調査が最も多く、一方ドナーが生体である場合、腎・肝臓ともドナー・レシピエントを対象とした事例報告が最も多かった。生体腎移植についてはレシピエントのQOLを量的に検討した研究が数件みられた。生体部分肝移植は、臓器提供を受けた子供の両親を対象とした研究が多く、成人を対象とした研究は少なかった。国外文献は、「CINAHL」(1999年〜2001年)を用い"transplant""nursing"等にて検索した168件を対象とした。最も多かったのは脳死状態のドナーから臓器提供を受けたレシピエントに関する研究であり、生体からの臓器提供に関する報告は少なかった。レシピエントやその家族を対象として、QOL、身体管理、患者教育、倫理的問題など多様な視点から研究が行われていた。
【目的2】生体部分肝移植の実態を探り、臓器移植医療における看護職の役割・機能を明らかにする:今年度は、上記の文献検討及び生体部分移植に携わる医師や看護職(レシピエント移植コーディネーターを含む)からの聞き取りを基に、研究計画書を作成し、データ収集を一部行った。4つの大学病院のレシピエント(成人)とそのドナー、彼らをケアする看護職(スタッフ、看護管理者)、及びレシピエント移植コーディネーターを対象として半構成式面接を行う。これまで、7名の看護スタッフ、3名の看護管理者及び1名のレシピエント移植コーディネーターに対して面接を行った結果、コーディネーターを含む医療チームとしてのより効果的な連携のあり方を模索していることが明らかになった。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2012-10-09  

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