研究課題/領域番号 |
13480003
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
高橋 健夫 筑波大学, 体育科学系, 教授 (60029725)
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研究分担者 |
長谷川 悦示 筑波大学, 体育科学系, 講師 (80272227)
岡出 美則 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (60169125)
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キーワード | 体育教師教育 / 大学・大学院 / カリキュラム研究 / 模擬授業 / 教育実習 / 効果的な指導法 |
研究概要 |
平成15年度は、平成13、14年度の研究成果を踏まえてさらに以下について検討し、報告書を作成した。 (1)内外の先駆的実践の視察と資料の収集 14年度に引き続き、オーストラリア・クイーンズランド大学を再度訪問し、体育教師教育カリキュラムと指導法に関する情報を収集した。また、アメリカ・オハイオ州立大学及びニュージーランド・クライストチャーチ教育大学のカリキュラム及び指導法に関する情報を収集した。これらの調査研究を報告書にまとめた。 (2)体育教師教育に関する文献の収集と分析検討 15年度は国内の教育系大学・学部の教師教育カリキュラム及び指導法に関するシラバス調査を実施した結果、大学によって教職カリキュラムの実態にいくつかの格差のあることが明らかとなった。また特に、研究協力者の助力を得て茨城大学と愛媛大学の体育教師教育カリキュラム及び指導法についての事例を報告書にまとめた。 (3)筑波大学で実施している大学・大学院の教師教育授業プログラムの効果に関する分析検討 13年度、14年度と同様に、15年度の体育教師教育授業プログラムについて検討を継続した。筑波大学体育専門学群で実施している体育授業理論・実習I・II・III、体育授業観察・分析法等の授業概要ならびにその効果を検討し一定の成果を確認できた。14年度から実施している附属学校との教育実習プログラムを再検討し、学群授業カリキュラムが教育実習に及ぼす効果を検討し、教育実習プログラムとの整合性を一層高めること、また学群実習生の実践的指導力の育成と同時に彼らの教職への志望動機を高めることの重要性が示唆された。これら一連の調査研究を報告書にまとめた。
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