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2002 年度 実績報告書

バーチャルユニバーシティ構築の基礎づけに関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13480044
研究機関京都大学

研究代表者

田中 毎実  京都大学, 高等教育教授システム開発センター, 教授 (70093432)

研究分担者 神藤 貴昭  京都大学, 高等教育教授システム開発センター, 助手 (00314261)
溝上 慎一  京都大学, 高等教育教授システム開発センター, 講師 (00283656)
大山 泰宏  京都大学, 高等教育教授システム開発センター, 助教授 (00293936)
吉田 文  メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (10221475)
石村 雅雄  鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (80193358)
キーワードバーチャルユニバーシティー / 遠隔教育 / 高等教育 / 授業研究 / FD / 電子掲示板 / メディア / オンライン教育
研究概要

第1に平成13年度によって得られた知見を、各班ごとに整理した。バーチャルユニバーシティにおけるオン/オフライン協調システムの可能性と問題点に関して、各授業の流れ、使用されたメディアの特性と使用法、学生の学び、教授者の目標と行動、FD、カリキュラム開発、コストパフォ-マンスの7点を中心として、検討をおこない、さらに、バーチャルユニバーシティの類型化を試み、中間総括をおこなった。
第2にさらなる文献レビューと現状把握をおこなうとともに、遠隔教育が盛んである、米国およびメキシコなど中南米における現状の把握をおこなった。日本におけるマルルチメディア利用実態の分析もおこなった。
第3に中間総括をもとにしつつ平成14年10月に、米国、メキシコの研究者を招聘し、シンポジウム「The Virtual University-Future of our Universities?-バーチャル・ユニバーシティ私たちの大学の未来は?-」を開催した。シンポジウムでは、本研究の中間総括の報告をおこなうとともに、バーチャルユニバーシティの可能性と限界に関する議論がおこなわれた。
第4に、各教育実践を検討する班(KKJ班、公開実験授業班、UCLA班)については、さらに実践をおこない、デジタルビデオテープやMDに記録し分析するとともに、教授・学習過程に関する質問紙調査をおこなった。
以上の成果は、シンポジウムの他に、『京都大学高等教育研究』『京都大学高等教育叢書』などの雑誌に発表し、また、教育工学会、教育心理学会、International Conference : Globalization and Loca1ization Enmeshed : Searching for Balance in Education等の学会、京都大学高等教育教授システム開発センター公開研究会等で発表された。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 田中毎実: "京都大学高等教育教授システム開発センターの研究開発プロジェクト"民主教育協会雑誌『IDE 日本の高等教育』. 8月号. 70-72 (2002)

  • [文献書誌] 田中毎実: "大学の学校化"大学改革(教育学年報9). 9号. 95-112 (2002)

  • [文献書誌] 田中毎実: "大学教育の実践的研究を介して臨床的人間形成論へ"京都大学高等教育研究. 8巻. 1-18 (2002)

  • [文献書誌] 溝上慎一: "大学教育改革のあり方を「現場」から出発して再考する"京都大学高等教育研究. 8巻. 39-58 (2002)

  • [文献書誌] 田口真奈, 神藤貴昭, 宮本友弘: "日本の大学におけるIT化の類型"教育メディア研究. 9巻. 35-44 (2002)

  • [文献書誌] 神藤貴昭: "大学授業における授業フレームの調整-授業者へのVTRインタビューによる検討-"京都大学高等教育叢書. 16号(印刷中). (2003)

  • [文献書誌] 溝上慎一(編): "大学生論-戦後大学生論の系譜をふまえて"ナカニシヤ出版. 201 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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