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2004 年度 研究成果報告書概要

幼児・児童の国際的な『百のことば』とニューメディアを活用した多面的表現活動の研究-聖和大学プロジェクト・アイとハーバード大学プロジェクトゼロの比較を軸に-

研究課題

研究課題/領域番号 13480065
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教科教育
研究機関大阪教育大学 (2002-2004)
聖和大学 (2001)

研究代表者

玉置 哲淳  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (50116167)

研究分担者 鳥越 信  聖和大学, 教育学部, 教授 (00063446)
島田 ミチコ  聖和大学, 教育学部, 教授 (90170951)
瀧川 光治  樟蔭東女子短期大学, 生活学科, 講師 (40340939)
二見 素雅子  大阪キリスト教短期大学, 幼児教育学科, 助教授 (90310672)
研究期間 (年度) 2001 – 2004
キーワード百のことば / 多面的表現活動 / 定型詩 / 自由詩 / ニューメディア / レッジョ・エミリア / 保育 / プロジェクト・ゼロ
研究概要

本研究プロジェクトは、日本の幼児・児童を対象とした子どもの『百のことば』の研究を進め,聖和大学プロジェクト・アイの構想に基づいて,母語としての日本語の2つの側面,すなわち(1)定型詩(韻文詩)および(2)自由詩(散文詩)の両面から,幼児・児童の日本的『百のことば』のデイスクールを討究するものである。これは聖和大学プロジェクト・アイの中核を担うものである。定型詩については、平成13年度から、これまでのニューメディアの研究を踏まえて、実験的場面を使って収集を行った。この収集は、平成14年度に集中的に今回の報告書に記載したものを含め収集された。また、自由詩についても平成13年度より収集をはじめ、毎年200以上の収集を行った。これは、平成16年度まで継続した。レッジョとの比較については、石垣恵美子(平成15年度まで代表者)および玉置を中心としたレッジョの翻訳による紹介・レッジョにおけるインターネットでの討論をフォローし検討する等を経て、また、プロジェクト・ゼロの中核を担ったG.フォーマンと昨年に引き続き事前の研究・協議を経てNAEYCでの平成15年度・16年度に共同研究・発表を行った。発表においては本研究が採用している言語的アプローチはレッジョにはないアプローチであることを提示し、今後レッジョの示す認知論と関連を検討していくなどの課題が示された。
最終年度において、本研究は、2つの日本的なアプローチを軸にして、子どもの表現を検討したものであるが、結果として、定型詩で試みたニューメディアを使っての子どもの表現においては意図的なリズムを含んだ表現の可能性が示された。自由詩においても、子どもの発話するリズムが表現において日本語の場合には使われ、それは多くの場合に5・7・5・7・7のリズムなどを含むものであり、それが自由詩のいくつかのタイプの中で詩的な表現に接近する可能性があることを示した。この結果は、認知論的な色彩の強いレッジョのアプローチと異なるものであり相互補完的な意味を持つものであることを示した。

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公開日: 2006-07-11  

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