研究分担者 |
中島 康彦 京都大学, 経済学研究科, 助教授 (00314170)
五島 正裕 京都大学, 情報学研究科, 助手 (90283639)
富田 眞治 京都大学, 情報学研究科, 教授 (40026323)
津邑 公暁 豊橋技術科学大学, 工学部, 助手 (00335233)
北村 俊明 広島市立大学, 情報科学部, 教授 (10324683)
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研究概要 |
1.アクティブボリュームレンダリングに関する研究 (1)大規模非構造格子データの並列ボリュームレンダリング 分散メモリ型並列計算機上での数値シミュレーション結果として生成される非構造格子データの可視化における負荷の不均衡を解決するための動的負荷分散方式の提案を行った.また,Cell Projection法に対して早期視線終端(ERT)技術を適用し,高速化を行う新しい手法を提案した. (2)汎用グラフィクスハードウェアを用いた並列ボリュームレンダリング 大規模構造格子データのボリュームレンダリングを汎用グラフィクスハードウェアを用いて並列処理するシステムの構築を行なった.さらに,オクトリー構造を利用した均質領域のデータ圧縮と不可視ボリュームデータ削減,ならびに,適応的サンプリングを応用したボリュームデータ圧縮,等の圧縮技術を併用することで汎用グラフィックスカードを登載した4台のPCで512×512×1024のデータを22FPS以上の描画できることを確認した. 2.大規模シミュレーションとの連携に関する研究 (1)実時間インタラクティブ・シミュレーションのための動的精度制御手法 対話的シミュレーション環境における数値シミュレーションの精度を実時間操作の頻度に応じて動的に制御することで実時間応答性を改善するサーバ・クライアント型のシミュレーションモデルを提案した. (2)服飾シミュレータの高速化 仮想布操作において,布の形状と力覚を同時にシミュレーションする服飾シミュレータを作成し,Adaptive Mesh Refinement and Coarsening(AMRC)法を用いて共有メモリ型並列計算機上に実装した.さらに,AMRCの並列実装において問題となる負荷の不均衡に対してActive List法と呼ぶ負荷分散手法を提案した.
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