• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

データマイニングにおけるデータ収集過程の見習い獲得手法

研究課題

研究課題/領域番号 13480090
研究機関東京工業大学

研究代表者

沼尾 正行  東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教授 (30198551)

キーワード機械学習 / エージェント / 人工知能 / データマイニング / 医療情報
研究概要

前年度に作成した前処理支援システムを実際のデータでテストし、問題点を徹底的に洗い出した。また、実際に医療データを用いて、ユーザにシステムを試用してもらい、前処理過程の抽出を行った。処理ステップ数を典型的なデータベースソフトであるAccessと比較し、本システムを用いることにより、処理ステップ数が少なくなっていることを確認した。
本研究では、データ処理だけではなく、ユーザがデータ構造を認識し、処理目標を決定するデータ解析も前処理の支援範囲とする。データ解析ではデータの視認性が大切であり、そのためにデータの階層関係を木構造で可視化するインタフェースを開発した。
さらに、前処理のプロセスを「基本的な前処理」と「特別な前処理」の二つに分けた。前者はデータの初期設定とデータクリーニングであり、マイニング結果に依存しにくいプロセスである。後者はマイニング結果に応じてフィードバックのかかる処理である。GIANTには評価結果をフィードバックさせることにより、ルールの重み(=ネットワークのリンクの重み)を調整する機能がある。これを用いて特別な前処理のプロセスを制御する試みを行った。データマイニングの要素モジュールもかなりの計算資源を消費するが、GIANTではそれを要素とするデータマイニングの過程自体を学習するような一種のメタ学習を行う。これにより、データマイニングの処理手順自体を学習により獲得するための目処を得ることができた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Masayuki Numao: "Learning Organization in Global Intelligence"AAAI Spring Symposium, AAAI Press. 41-47 (2002)

  • [文献書誌] Masayuki Numao: "Constructive Adaptive User Interfaces"Proc. Eighteenth National Conference on Artificial Intelligence AAAI-02. 18. 193-198 (2002)

  • [文献書誌] Masayuki Numao: "Data Mining on the WAVEs-Word-of-mouth-Assisting Virtual Environments"Frontiers in Artificial Intelligence and Applications. 79. 11-20 (2002)

  • [文献書誌] 山田 有吉: "多属性データに対する前処理の木構造を用いたモデル化"情報処理学会知能と複雑系研究会. 132. (2003)

  • [文献書誌] Tuan Nam Tran: "Active Information Gathering by Making Use of Existing Databases"Transactions of the Japanese Society of Artificial Intelligence. 17・5. 622-629 (2002)

  • [文献書誌] 森山甲一: "環境状況に応じて自己の報酬を操作する学習エージェントの構築"人工知能学会論文誌. 17・6. 676-683 (2002)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi