研究課題/領域番号 |
13480093
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
鳥脇 純一郎 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (30023138)
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研究分担者 |
長谷川 純一 中京大学, 情報科学部, 教授 (30126891)
平野 靖 名古屋大学, 工学研究科, 助手 (90324459)
目加田 慶人 名古屋大学, 工学研究科, 助教授 (00282377)
清水 昭伸 東京農工大学, 生物システム応用科学研究科, 助教授 (80262880)
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キーワード | 計算機診断 / 3次元画像処理 / ナビゲーション診断 / 仮想化内視鏡システム / バーチャルエンドスコピー / 画像パターン認識 / 仮想化された人体 / 画像処理アルゴリズム |
研究概要 |
1 CAD(Computer Aided Diagnosis計算機支援診断)のモデルの基礎的検討を行い、今後のCADは、専用CAD、汎用CAD、日常CADの三種類に分けて考えるべきであることを提案した。 2 3次元画像を対象とすることから、従来の3次元画像処理のアルゴリズムを系統的に整理し、サーベイ論文及び専門書にまとめた。 3 CADシステムの理論モデルに関して、本代表者らの従来のモデルをさらに発展させて、CADに常用される手法の一部の能力を、それに基づいて評価した。 4 ナビゲーション診断に関しては従来の仮想化内視鏡システム(バーチャルエンドスコピーシステムVES)をさらに高速化し、また、新たに既観察領域、未観察領域の概念を導入し、既観察領域を定量的に評価する方法を開発した。これに基づいて、従来から頻繁に用いられてきたナビゲーション法では3割程度も臓器壁を見落とす場合があることを始めて示した。これと相補的に臓器の平面展開の方法を開発、改善し、両者の比較評価を行った。 5 3次元仮想化人体から、各種臓器(気管支、肺野血管、縦隔内大血管、肝、腎、膵、大腸、胃など)を認識する方法を開発した。 5 CADの具体的適用対象を、大腸がん、前立腺がん、肺気腫にも拡張した。また、肺がん腫瘤影の良・悪性の鑑別のための特徴量と判別法を開発した。
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