研究分担者 |
杉浦 茂樹 東北学院大学, 教養学部, 助教授 (90292292)
木下 哲男 東北大学, 情報シナジーセンター, 教授 (20282006)
白鳥 則郎 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (60111316)
佐伯 豊 東北大学, 電気通信研究所, 中核的研究機関研究員
加藤 貴司 東北大学, 電気通信研究所, 助手 (20323115)
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研究概要 |
今年度においては,ダブル指向フレームワークの構成と生体の機構に基づくダブルの基本アーキテクチャの確立を目標として,以下のサブテーマに関する研究開発を推進した. 1.生体の機構に基づくダプル指向フレームワークの構成 (1)既存エージェント指向技術の分析 既存エージェント指向技術として,ADIPSフレームワーク等の分析を行った.その結果,既存エージェント指向技術ではエージェントのライフサイクルの定義およびその支援が不十分であり,ライフサイクルの中でエージェント自身が進化するための仕組みが欠如している点が指摘された. (2)ダブル指向フレームワークの基本設計および詳細設計 上記分析結果に基づき,エージェントのライフサイクルを積極的に支援し,エージェントの動作履歴を管理・有効利用することでエージェント自身が進化するための仕組みについて,エージェントの内部構造およびエージェントの動作環境に着目して検討を行った. 2.生体の機構に基づくダブルの基本アーキテクチャの確立 (1)ダブル指向フレームワークに基づく「ダブル」の基本アーキテクチャの設計 ダブル指向フレームワークに基づく「ダブル」の基本アーキテクチャとして,自らの知識を柔軟に追加・変更可能な知識モデルを持ったダブルの基本設計を行った.またダブルが進化するための場として,アクティブエージェントリポジトリ(AAR)を提案し,その設計を行った.この成果は国際会議等で発表した. 3.ダブル基本アーキテクチャに基づく生活情報端末の設計 (1)情報弱者向け生活情報端末の機能要件の分析・整理 ダブル基本アーキテクチャに基づく情報弱者向け生活情報端末の実現を目指し,ネットワーク型情報家電製品における機能要件の分析・整理を行った.
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