• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2001 年度 実績報告書

3次元協調作業ユーザインタフェースに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13480104
研究機関大阪大学

研究代表者

北村 喜文  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80294023)

研究分担者 正城 敏博  大阪大学, 大学院・工学研究科, 講師 (30294036)
岸野 文郎  大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10283722)
キーワードユーザインタフェース / バーチャルリアリティ / インタラクション / 3次元 / 運動特性 / 協調作業
研究概要

本研究では,複数人の利用者による3次元協調作業を計算機によって高度に支援するユーザインタフェースを構築することを目的として,3次元協調物体操作システムを構築し,利用者の知覚・運動特性の分析を通して,高度な操作支援環境を構築するための要素技術を確立する.まず,3次元物体操作システムを試作し,単一利用者に対する3次元空間内での仮想物体操作時の並進と回転運動の関わり合いを中心とした知覚・運動特性を分析・解析する.さらにこの結果を踏まえて,人の手運動の回転と並進の運動パラメータから利用者の操作意図を予測するなどの高度操作支援の方法を検討する.また,これらは,利用者の手元位置(コントローラ)とそれに対応する計算機内の位置(カーソル)が一致する場合(直接的直接操作環境)としない場合(間接的直接操作環境)など,いくつかの物体操作インタフェースの構成についてバリエーションを持たせて比較・検討することにより,詳細に知覚・運動特性を分析・解析する.
本年は,まず,一般のディスプレイ装置と6自由度トラッカーを用いて,3次元物体操作システムを試作し、単一利用者に対する3次元空間内での仮想物体操作時の並進と回転運動の関わり合いを中心とした知覚・運動特性を分析・解析した.また,利用者の手元位置(コントローラ)とそれに対応する計算機内の位置(カーソル)が一致する場合(直接指示環境)としない場合(間接指示環境)で,運動特性を比較・検討することにより,詳細に知覚・運動特性を分析・解析した。さらに本年は,複数人の利用者による3次元協調作業に適した立体画像表示装置を試作した.

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 高木龍, 北村喜文, 岸野文郎: "ポジショニングタスクにおける並進と回転の基礎検討"ヒューマンインタフェース学会論文誌. Vol.3, No.3. 69-79 (2001)

  • [文献書誌] 高木龍, 北村喜文, 岸野文郎: "ポジショニングタスクにおける直接指示と間接支持の運動特性の比較"ヒューマンインタフェースシンポジウム2001論文集. 241-244 (2001)

  • [文献書誌] 高木龍, 北村喜文, 岸野文郎: "ポジショニングタスクにおけるターゲット予測に関する一検討"電子情報通信学会2001年総合大会講演論文集. 316 (2001)

  • [文献書誌] 北村喜文, 小西孝重, 山本澄彦, 岸野文郎: "3人以上のためのインタラクティブな立体ディスプレイ"Visual Computing グラフィックスとCAD合同シンポジウム予稿集. 169-172 (2001)

  • [文献書誌] 北村喜文, 小西 孝重, 山本 澄彦, 岸野文郎: "3人以上が同時に立体映像を観察できるインタラクティブなディスプレイ"日本バーチャルリアリティ学会研究報告. Vol.5, No.4. 1-5 (2001)

  • [文献書誌] Yoshifumi Kitamura, Takashige Konishi, Sumihiko Yamamoto, Fumio Kishino: "Interactive Stereoscopic Display for Three of More Users"Computer Graphics, Annual Conference Series(SIGGRAPH2001Proceedings). 231-239 (2001)

  • [文献書誌] 北村喜文: "自由な視点位置の3人以上が同時に立体映像を観察できるディスプレイ: IllusionHole"画像ラボ. Vol.13, No.1. 28-32 (2002)

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi