研究課題
基盤研究(B)
複合糖質糖鎖は多彩な生物機能を持つ量要な生体分子として認臓されるようになり、国内外で医薬への応用を指向した研究が活発に行われている。その機能を解析していく上で糖鎖の化学合成に大きな期待が寄せられている。本研究は合成化のポテンシャルを活用して糖鎖生物機能の解明を行なうことを目指すものである。その課題設定と研究成果は以下の通りである。1.アスパラギン結合型糖タンパク質糖鎖の合成小胞体内シャペロンであるカルネキシン、カルレティキュリンのリガンド糖鎖を合成し、特異的相互作用の解析を行なった。小胞休関連分解(ERAD)への関与が示唆されているEDEM/Htm1pが認臓すると考えられているM8及びG1M8の合成を行った2.糖ペプチド合成における新たな方法論の開発糖鎖-アスパラギン結合の構築法、2)新規なチオエステルを用いるchemoselectiveなペプチド合成法、3)固相合成における新規アミノ酸導入法を関発した。3.機能未知糖タンパク質構造、C-マンノシルトリプトファン(CMW)及び関連物質の合成CMWを含む種々の糖ペプチドの合成、CMW類縁体であるC-グルコシルトリプトファンの合成を完成させた4.糖鎖迅速合成法の開発新しいリンカー、高分子担体上の糖鎖合成反応をモニターする手法、望む構造の糖鎖を選択的に釣り上げ簡単な操作で純度の高い生成物を得る手法(capture-release法)を開発した。5.糖鎖関連酵素阻害剤の合成と活性評価シアル酸転移酵素の二基質型阻害剤を系統的に合成し、その活性を調べた。
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