研究課題/領域番号 |
13480249
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研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
藤澤 敏孝 国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 助教授 (60000262)
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研究分担者 |
服田 昌之 御茶の水女子大学, 理学部, 助教授 (00249947)
清水 裕 国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 助手 (60178986)
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キーワード | ヒドラ / ペプチド性シグナル分子 / 組織的同定 / 形態形成 / オーファンGPCR |
研究概要 |
1.ヒドラペプチドの組織的単離・同定 ヒドラのペプチド粗抽出画分から約100のペプチドを単離しその6割についてアミノ酸配列分析、質量分析を行った。内20種について化学合成し、生物活性検定を遂行中である。また、ヒドラEST解析から既に得ている神経ペプチドHym-176遺伝子のisoform(Hym-176a)を同定した。Hym-176aは少なくとも3種のアミド化ペプチドをコードすると考えられる。Hym-176aの発現はヒドラ足部域特異的で、Hym-176の発現と酷似し、これらは遺伝子重複により生じたと推察される。今後、推定されたペプチドの単離を行う。 2.上皮ペプチドHym-301の新たな機能 Hym-301はヒドラ頭部の外胚葉上皮で特異的に発現する上皮ペプチドである。生物活性検定を更に進めた結果、これまでに知られなかった出芽促進効果を示した。現在、どのような機構で出芽を活性化するのか解析中である。 3.ペプチドをリガンドとするGタンパク共役膜7回貫通型受容体(GPCR)の解析 リガンドと受容体を同時に同定するために、第一段階としてヒドラのオーファンGPCR遺伝子をPCRを用いてクローン化した。現在、2種得ており、いずれも既知のGPCRと類似性がある。既に、全長cDNAを得ており、現在これらをほ乳類の細胞の発現ベクターに組み込みCHO細胞に形質転換する操作を進めている。将来的にはヒドラESTsから多くのGPCRsを得て、組織的なリガンド探索を行う予定である。
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