研究課題/領域番号 |
13490015
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
床谷 文雄 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (00155524)
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研究分担者 |
マッケンジー コリン ロス 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (10220980)
野村 美明 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (20144420)
高阪 章 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (00205329)
松岡 博 帝塚山大学, 法政策学部, 教授 (30028013)
松繁 寿和 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 助教授 (50219424)
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キーワード | オーストラリア / 国際研究者交流 / グローバル化 / 金融危機 / 開発戦略 / キャッチアップ / 司法の調和と承認 / 司法制度改革 |
研究概要 |
今年度は、2003年2月に、オーストラリア、タイ、シンガポールから研究者を招聘して、国際シンポジウムを開催し、太平洋諸国における国家間連携、日本とオーストラリア、太平洋諸国との協力、連携の強化を目指して、経済関係・司法関係の問題状況について分析、比較検討を行った。各報告テーマ、報告者、ディスカッサント(*印)は "The Limits of Soft Law Harmonization" ケント・アンダーソン(オーストラリア国立大学)*久保田隆(名古屋大学) "Comparative Environment for Public Participation in the Justice System" マーク・ノラン(オーストラリア国立大学)*床谷文雄(大阪大学) "Bilateral FTA and its Impact on East Asia" タン・キーギャップ(ナンヤン大学ナンヤン経営大学院)*コリン・ロス・マッケンジー(大阪大学) "Thai Economic Reform and Social Changes" バヌポン・ニデイプラバ(タマサート大学)*木村福成(慶応義塾大学) "International Harmonization and Recognition of Law and Regulations" 野村美明(大阪大学)*ケント・アンダーソン(オーストラリア国立大学) "Costs of Globalization" 高阪章(大阪大学)*タン・キーギヤップ(ナンヤン大学ナンヤン経営大学院) その他、以下の成果が得られた。 グローバル化と金融危機を軸に既往の開発戦略の見直しと国際金融システムの再構築を課題に研究を進めた。重要な論点は、代替的制度を前提にした制度と政策選択のフィードバックおよびキャッチアップと集積効果の共存をいかに考えるかである。(主に高阪章による研究) 日本とオーストラリアでは、形が違うが、銀行が証券会社の伝統的な業務である社債の引き受けを担当することができる。この場合、利害相反が起こりうると指摘されているが、実際に起こっているかどうかにつき、また利害相反問題を防ぐための法律を分析した。(主にコリン・ロス・マッケンジーによる研究)
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