研究課題/領域番号 |
13490015
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
床谷 文雄 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (00155524)
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研究分担者 |
松繁 寿和 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (50219424)
野村 美明 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (20144420)
高阪 章 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (00205329)
松岡 博 帝塚山大学, 法政策学部, 教授 (30028013)
マッケンジー コリン・ロス 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (10220980)
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キーワード | オーストラリア / ニュージーランド / 法と経済 / 外国判決の承認執行 / 途上国のオーナーシップ / 地域金融協力 / 国際裁判管轄 |
研究概要 |
今年度は、2003年11月から12月にかけて、3回の国内研究会を開催した。活発な意見交換が行われ、国内の専門家との共同研究を一層進めることができた。 各開催日、報告テーマ、報告者は、下記の通りである。 11月13日(木):「インターネットと国際取引」道垣内正人(東京大学) 11月27月(木):「文化遺産の概念と衝突の変遷」河野俊行(九州大学) 「日韓FTAにおける制度のコーディネーション」深川由起子(東京大学) 12月13日(水):「国際的な保険監督基準作りへの日本の関わり〜現場からの報告」坂根徹(ジェトロ) その他、以下の成果が得られた。 国際的な裁判管轄ルールと外国判決承認ルールに向けた試みを、米国法、EU法および日本法の立場から比較法的に検討し、評価した。(主に野村美明による研究) 引き続き、個別国と国際機関の政策運営をめぐる相互関係に注目している。具体的には、(1)「国家破産」すなわち外貨建て国債の返済不履行の国際的処理の枠組み作りをめぐる問題の検討、および(2)東アジアの地域金融協力の背景とそのあり方に関する論考を公刊した。(主に高阪章による研究) 松繁寿和と研究協力者裘春暉(大阪大学大学院国際公共政策研究科助手)は、2003年8月31日〜9月8日の日程でオーストラリア国立大学およびニューサウスウェールズ大学を訪問した。ニューサウスウェールズ大学で開催された日豪共同研究セミナーに参加し、「観光資源および環境価値測定研究の日豪比較」というテーマで発表するなど、貴重な意見交喚、情報収集、調査を行うことができた。 床谷文雄と松繁寿和は、2004年3月1日〜3月7日の日程でニュージーランドのビクトリア大学(ウェリントン)とカンタベリー大学(クライストチャーチ)を訪問し、ニュージーランドにおける家族法と社会政策および司法制度改革の問題について調査研究し、専門家との協議を行った。
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