研究課題/領域番号 |
13490022
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
SZMIDT Arfred 九州大学, 大学院・理学研究院, 助教授 (70325497)
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研究分担者 |
猪股 伸幸 九州大学, 大学院・理学研究院, 助手 (20301335)
山崎 常行 九州大学, 大学院・理学研究院, 教授 (10108649)
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キーワード | フタバガキ / 遺伝的変異 / 集団構造 / 進化 / 熱帯林 |
研究概要 |
本年度は2核遺伝子(Chalcone synthase-CHS and phosphogucose isomerase-Pgi)の遺伝子解析を行った。 この結果は昨年度のGapCp遺伝子の結果と合わせて解析した。 その結果、地理的距離と遺伝的距離との間にはっきりした正の相関があることが明かとなった。 また、ショレア4種の遺伝子解析から、種間雑種の存在を示唆する結果が得られた。 今後、種間雑種の存在が真実かどうか検証する必要がある。 これらの成果はスロバキアで開催された国際シンポジウム(IUFRO)と愛媛大学で開催された熱帯生態学会のシンポジウムで発表された。 タイの4集団に関してはマイクロサテライト遺伝子を使って集団構造の解析を行った。 また、Dipterocarpus alatusの2集団に関してはPgi遺伝子の塩基配列を調べ、解析した。 その結果、この2集団間には非常に高い移住が起きているということが明らかとなった。
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