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2003 年度 実績報告書

幾何学的位相変調によるナル干渉計の開発

研究課題

研究課題/領域番号 13554004
研究機関北海道大学

研究代表者

馬場 直志  北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70143261)

研究分担者 西川 淳  国立天文台, 光学赤外線天文学観測システム研究系, 助手 (70280568)
三浦 則明  北見工業大学, 工学部, 助教授 (30209720)
石垣 剛  北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40312384)
キーワード天体干渉計 / 太陽系外惑星 / ナル干渉計 / 幾何学的位相 / パンチャラトナム位相 / ヌル干渉計
研究概要

太陽系外惑星の直接検出は、惑星系形成のメカニズムを解明する上で極めて重要であるとともに、太陽以外の恒星における地球型惑星の存在の可否を探るために必須である。系外惑星の検出法としてナル干渉法がある。ナル干渉法とは、恒星からの強い光を打ち消し合う干渉状態にし、恒星近傍の惑星からの光では強め合う干渉状態にして、惑星の光を直接検出する方法である。
我々は幾何学的位相変調型のナル干渉計の提案をし、ナル干渉計の高性能化に向けた実験を行ってきた。最終年度となった本年度は、深いナル干渉を達成するように実験装置の改善に努めた。その結果、分離2光波のそれぞれのビームに幾何学的位相変調を施して、合波ビームにおいてナル干渉させることで、0.8×10^4の消光比を得ることができた。
本年度の研究成果は、日本天文学会秋季年会(2003年9月27日,於松山)で発表するとともに、米国アリゾナ州ツーソンで開催された第87回米国光学会年会(2003年10月5〜9日)で発表した。また、"Geometric Phase modulation for the separate arms in nulling interferometer"というタイトルでOptics Communications誌に論文を投稿中である。
なお、本研究の総括的報告は、レーザー学会学術講演会第24回年次大会(2004年1月30日,於仙台)にて「ヌル干渉計を用いた太陽系外惑星の直接検出法」と題する招待講演で行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] N.Murakami: "Nulling stellar coronagraph using liquid-crystal device"Proc.Soc.Photo-Opt.Instrum.Eng.. 4860. 343-350 (2003)

  • [文献書誌] N.Baba: "A method to image extrasolar planets with polarized light"Publ.Astron.Soc.Pacific. 115. 1363-1366 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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