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2002 年度 実績報告書

マルチ並列配置形高密度表面実装システムの試作研究

研究課題

研究課題/領域番号 13555040
研究機関東京工業大学

研究代表者

堀江 三喜男  東京工業大学, 精密工学研究所, 教授 (00126327)

研究分担者 神谷 大揮  東京工業大学, 精密工学研究所, 助手 (60282860)
柳澤 喜行  ソニー(株), 生産技術研究所, 課長(研究職)
キーワード電子デバイス用表面実装機 / 並列小形マニピュレータ / パンタグラフ機構 / 大変形ヒンジ / 高分子材料 / 動的解析 / 射出成形 / 姿勢角
研究概要

本年度は,研究の最終年にあたり,1年目の研究成果である,実験により得られた等価ばね定数と粘性減衰係数で表される弾性変形復元モーメントと粘性減衰モーメントとの和からなるモーメントをヒンジ部に作用するモーメントとして,理論解析式を構築し,パンタグラフ機構の動的理論解析を行うとともに,出力節先端の動的変位誤差を実験により明らかにしている.この際,非線形弾性変形復元トルクおよび2連節間の相対角速度に比例する粘性減衰トルク(粘性減衰係数は実験より求めた2.7×10^<-6>N・m・sを用いた)の和として与えている.
まず,パンタグラフ機構の対偶部における大変形ヒンジが大変形した時に生じるトルクを,FEMにより解析を行っている.これにより,ヒンジ部の角変位とトルクとの関係を明らかにしている.ついで,FEMを用いてパンタグラフ機構のモデル化を行い,モード特性を明らかにしている.つぎに,マルチボディシステム(以下MBSと呼ぶ)解析により,パンタグラフ機構のモデル化を行い,機構の静・動特性に関する理論解析を行い,FEMおよびMBSが,機構の静・動特性を解析する上で有用であることを確認している.具体的には,固有振動数およびモード形状を明らかにするとともに,大変形ヒンジ部の作用力とモーメントを明らかにし,想定する駆動周波数領域では共振の影響を大きく受けないことを示している.さらに,異なる二つの入力変位に対して,出力点がコの字形の軌跡を描く際の出力点の静的および動的出力変位誤差を明らかにしている.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yuki ISHII, Mikio HORIE: "Dynamic Characteristics of Miniature Molding Pantograph Mechanisms for Surface Mount Systems"Proceeding of the MIPE2OO3. (発表決定). (2003)

  • [文献書誌] Yuki Ishii, Thomas Thummel, Mikio Horie: "Modeling and Simulation of a Molded Pantograph Mechanism with Large-Deflective Hinges and Links"Proceedings of the 11th World Congress in Mechanism and Machine Science. (発表決定). (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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