研究概要 |
ロボットマニピュレータや人間型ロボットなどの外側を覆い,そのロボットの動きに対して伸びが可能な被覆型触覚センサースーツを開発することを目的とする.センサースーツの実装には,導電性の布と糸をニット状に編みこむという方式をもちいるが,個々のセンシング領域を区分けする形となり,それらの領域をつなぎ,計算機システムへ接続してゆくための全体システムの開発と触覚情報により人の教示動作を読み取るソフトウェア研究を本年度行い本研究のとりまとめを行った. (1)体内情報経路用ユニットの開発 触覚領域は区分けされた形になり,その領域の触覚情報を集める部分の実装を省線化するためにシリアル通信用バスを用いて触覚情報を通信するためのユニットの開発と実装を行った. (2)触覚情報に基づく人間の意図動作認識の実験 全身に触覚情報を分布させた場合に,その触覚情報からどのように身体を誘導してゆくかということに関して身体運動を記憶し,人間がロボットに働きかけている際に,記憶に基づいて同じような過去の動きがあればその動きに習って自動的な運動を行う実験を行った.
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