研究課題/領域番号 |
13555075
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
楢原 弘之 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (80208082)
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研究分担者 |
小黒 龍一 安川電機株式会社, 技術開発本部, 部長
是澤 宏之 九州工業大学, 情報工学部, 助手 (70295012)
鈴木 裕 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (00144204)
筒井 幸雄 安川電機株式会社, 技術開発本部, 研究員
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キーワード | ラピッドプロトタイピング / 光造形法 / マグネット / 感光性樹脂 / rapid prototyping / stereolithography / magnet / photo-resin |
研究概要 |
本研究は、従来技術では実現困難であった高性能な多極微小マグネットを、光造形法の手法に基づき実現することにある。光造形技術と磁場配向技術とを同時制御することによって、高性能な磁気特性を有するマイクロモータ用多極マグネットを実現する。 本研究目的を達成するために、平成14年度は磁場配向と光造形法の感光性樹脂をバインダとした磁性微粉末の選択的配向固定化成形技術による多極マグネット成形装置の開発および評価を行った。 (14-1)多極マグネットの製造方案設計と成形プロセス決定:積層造形と磁場配向が併用された特殊な制約状況下では通常の光造形プロセスとは異なる成形プロセスとなり場合によっては成形不能の状況が発生する。このため形状と成形プロセスを決定するための製造性の評価および多極マグネットの磁場解析を行い、多極マグネットの製造方案、望ましい着磁方法について検討を行った。 (14-2)積層造形式多極マグネット成形CAMソフトウェアの開発:光造形シーケンス内で任意の配向磁場とレーザ光照射、およびステージ移動を同期させるための制御ソフトウェアの開発を実施した。 (14-3)光造形法に基づく多極微小マグネット成形装置の構築:光造形シーケンス内で任意の領域毎に任意の磁場配向を与え同期させて、多極微小マグネットを積層造形可能な実験装置を構築した。 (14-4)多極マイクロモータ用マグネットの試作:成形条件で多極マグネットの試作を行なった。 (14-5)マイクロモータ用マグネットの性能評価:試作したマイクロモータ用マグネットの、残留磁場を測定し評価した。
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