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2003 年度 実績報告書

動的環境に適応できる知的音響診断システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 13555113
研究機関神戸大学

研究代表者

小谷 学  神戸大学, 工学部, 助教授 (30215272)

研究分担者 小澤 誠一  神戸大学, 自然科学研究科, 助教授 (70214129)
小川 和彦  神戸大学, 工学部, 助教授 (30252802)
キーワード音響 / 設備診断 / 独立成分分析 / ニューラルネットワーク / カーネル法 / ガス漏洩 / 特徴抽出
研究概要

音響診断の実用化を目指して,本研究では動的な環境に適応できる能力を持つ音響診断システムの開発を目的とした.具体的には,モジュール構造の「診断ネットワーク」の診断能力を長期間の実験により,安定した診断を行うために配管からのガス漏洩音の検出を対象として,音響信号の特徴抽出方法に遺伝アルゴリズムや独立成分分析などの適用を検討・評価した.さらに,カーネル法による識別方法の適用可能性を評価した.
○漏洩音の特徴抽出
特徴抽出方法として,進化的な特徴抽出方法や独立成分分析による抽出方法を検討した.数字パターンや評価用のデータベースなどに対する評価や石油精製プラントで収集したガス漏洩音などに適用して評価したところ,良好な結果が得られた.
○カーネル法による識別方法
良好な汎化能力が得られることが期待できるカーネル法やマージン最大化などを用いた識別方法を遺伝子発現データなどに対して評価した.カーネル主成分分析やマージン最大化に基づく進化的特徴抽出などは有効であることが示された.
○ブラインドデコンボリューション
複数マイクから種々の特徴を分離するためには,音響信号のブラインドデコンボリューションが必要であるので,その基礎的な検討を生体信号に対して行った.得られた結果より,開発したアルゴリズムは有効であることが示された.

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 加藤 大典: "共進化型遺伝的プログラミングを用いた特徴抽出"計測自動制御学会論文集. 36巻3号. 295-301 (2003)

  • [文献書誌] 杉山 昭暢: "クラス内分散最小化による遺伝子発現データのクラスタリング"計測自動制御学会論文集. 36巻6号. 607-613 (2003)

  • [文献書誌] 小谷 学: "独立成分分析による漏洩音の検出"システム制御情報学会論文誌. 16巻10号. 539-547 (2003)

  • [文献書誌] 坂口 善規: "クラス間距離を最大化する教師あり独立成分分析による特徴抽出"電気学会電子・情報・システム部門誌. 124巻1号. 157-163 (2004)

  • [文献書誌] Wenlong Ni: "Evolutionary Creation of Discriminant Functions Based on Margin Maximization Method"Proc.of the 7th World Multiconference on Systemics, Cybernetics and Informatics. XIII巻. 154-159 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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