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2001 年度 実績報告書

RC高架橋の地震時挙動の実測・解析とRC構造物の耐震設計の合理化

研究課題

研究課題/領域番号 13555123
研究機関名古屋大学

研究代表者

田辺 忠顕  名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50144118)

研究分担者 石川 靖晃  名城大学, 理工学部, 助教授 (00257651)
梅原 秀哲  名古屋工業大学, 工学部, 教授 (70151933)
澤田 義博  名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90293662)
木全 博聖  名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助手 (80303668)
キーワード鉄筋コンクリート / 耐震設計 / 非線形動的解析 / 地震時挙動 / 地震計測 / 地盤-構造物連成挙動
研究概要

交付申請書でも述べたように,今期の研究計画は名古屋市及びその近郊におけるコンクリート製高架橋構造物を逐次調査するための戦略を立てることと,実際の数値振動台を構築するための理論を拡充することであった.
まず理論の拡充については,高架橋構造物のような離散型のシステムに対する半無限境界の構築について,基本的なところに立ち返って検討を行い周波数領域での境界構築にほぼ成功した.大変おもしろい結果が得られており,線形システムである限りどのような複雑な離散形であっても,半無限境界の構築が可能となった.
ついで,多数の橋脚を同時に取り扱って動的な応答を求める非線形解析については,flexibility法を用いて,2軸曲げ+変動軸力を受ける場合であっても簡単な1要素で表現が可能なような解析手法をほぼ完成させた.
次に,地震計の設置による実測計画については,地震計設置場所をどのように敷設移動させるかが重要なのであるが,名古屋市南部地域の地盤条件の悪いところから,順次設置移動するのが良いと言うことになった.
実際の高架橋については,コンクリート橋脚と同時に上部工もコンクリート製の所をまず第1候補と現在名古屋高速道路公社,道路公団と設置を打ち合わせている最中である.
出来るだけ,効率かつ重要なデータが得られるように地震計の最適な配置,台数などを検討し,間もなく実施に移せると考えている.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 中野友裕, 田辺忠顕: "Flexibility法によるRC柱の繰り返し解析"コンクリート工学年次論文報告集. 23巻3号. 25-30 (2001)

  • [文献書誌] C.Chea, 中野友裕, 田辺忠顕: "Flexibility法によるRC構造物の地震応答解析"コンクリート工学年次論文報告集. 23巻3号. 1231-1236 (2001)

  • [文献書誌] 中島望, 石川靖晃, 田辺忠顕: "横方向鉄筋の拘束効果を考慮に入れたRC柱の軸方向構成則に関する研究"コンクリート工学年次論文報告集. 23巻3号. 235-240 (2001)

  • [文献書誌] P.Kongkeo, 伊藤睦, 木全博聖, 田辺忠顕: "格子等価連続体化法によるRC壁の非線形動的解析"中部セメントコンクリート工学論文集. 第16号. 119-124 (2001)

  • [文献書誌] 李相勲, 田辺忠顕: "マスーバネ系モデルを用いた伝達境界の定式化"土木学会中部支部研究発表会講演概要集. 39-40 (2002)

  • [文献書誌] T. Nakano, Tada-aki Tanabe: "Study on Cyclically and Bi-axially Loaded RC Columns Based on Flexibility Method"土木学会中部支部研究発表会講演概要集. 507-508 (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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