研究概要 |
広域に亘って液状化地盤の側方弗動量を予測するシステムのプロトタイプを構築した.プロトタイプによる側方流動量予測の手順は以下の通りである. 1.対象とする地域内で既存ボーリングデータ(土質分類,N値,粒度分布)をGISを用いてデータベース化する. 2.検討の対象とする地震のマグニチュード,震央位置,震源深さをインプットし,流動予測地域における地表面加速度を推定する. 3.1の土質データおよび2)の地震動データを用い,液状化層の三次元的分布等を判定する. 4.護岸の移動量を,護岸水深,液状化の有無等により算定する. 5.国土地理院の標高データ(50mメッシュ)より地表面の傾斜,方向を算定する. 6.1〜5のデータより地表面における水平変位量の方向を算定し,これをGIS上に表示する.
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