研究課題/領域番号 |
13555144
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研究機関 | 北海道東海大学 |
研究代表者 |
上瀧 實 北海道東海大学, 工学部・情報システム学科, 教授 (20244874)
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研究分担者 |
松岡 龍治 東海大学, 情報技術センター, 助教授 (10134644)
白川 智昭 北海道東海大学, 工学部・情報システム学科, 助教授 (50196614)
畑中 勝守 北海道東海大学, 教育開発研究センター, 助教授 (10259129)
和田 雅昭 (株)東和電気製作所, 開発部, 研究員
増田 稔 東亜建設工業(株), 土木部, 課長(研究職)
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キーワード | ラジコンヘリ / デジタルカメラ / 3次元画像 / GPS測 / 無標定点測量 / 測量 |
研究概要 |
本研究の主目標である、デジタルカメラによる標定点無しの測量手法の確立を目指し、平成14年度の開発目標は次ぎの2課題である。 (1)ヘリコプタ搭載デジタルカメラによる3次元処理画像の生成を行なう。 (2)地上の実際の被写体と生成画像との比較を行ない、開発システムの精度の評価を行なう。 (3)3次元画像の効率的な生成手法の検討を行なう。 これらの開発目標を達成するため、14年度は3回のラジコンヘリコプターのフライト実験を実施し、取得データの、解析処理を行なった。その結果以下の成果を得た。 (1)対象とする基準点と被写体の位置により処理画像の精度に差が認められるが、誤差率は0.1%程度であった。 (2)被写体のヘコプターからの垂直撮影画像データに加え,斜め撮影によるデータの活用で、3次元画像の効率的かつ高精度の画像取得が計れることを実証した。 (3)斜め撮影画像を用いた被写体体積の計測精度は誤差が3%程度で求まることを実証した。 平成13年度、14年度の成果を踏まえ、最終年度である15年度は所期の目標である、「いつでも、どこでも、安価に」計測できる実利用システムの開発を行なう。特に、15年度は標定点無しの計測を行い、処理画像と被写体の精度比較を実施する予定である。
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