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2001 年度 実績報告書

半剛接接合を活用した中低層鋼構造建築物の合理的な耐震設計の可能性

研究課題

研究課題/領域番号 13555153
研究機関千葉大学

研究代表者

森田 耕次  千葉大学, 工学部, 教授 (20057227)

研究分担者 田中 浩史  新日本製鐵(株), 鉄鋼研究所鋼構造研究開発センター, 主任研究員
宇野 暢芳  新日本製鐵(株), 鉄鋼研究所鋼構造研究開発センター, センター所長
原田 幸博  千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (10272791)
キーワード鋼構造 / 半剛接接合部 / 中低層建築 / 耐震設計 / 高力ボルト接合
研究概要

1.スプリットティ形式引張接合部の局部変形挙動に関する実験的研究
溶接接合を使用しない半剛接接合部に用いられるスプリットティ形式引張接合について、スプリットティのフランジが取り付けられる構造骨組部材(角形鋼管またはH形鋼材)の局部変形挙動を局部引張実験により明らかにした。併せて、スプリットティと骨組部材との接合部の局部変形を小さくするための補強方法についても様々な補強ディテールを考案して局部引張実験によりその有効性を検証した。局部引張実験の結果は、主にその降伏耐力に着目してまとめられている。局部引張実験により得られた荷重-変形関係曲線からGeneral yield point法により求めた降伏耐力の実験値と、降伏線理論による降伏耐力の計算値とを比較した結果、構造骨組部材の平板部に適切な降伏機構を仮定することで各局部引張試験体の降伏耐力が得られることが明らかになった。
本実験的研究は、次年度に実施予定の部分骨組載荷実験のための予備実験として位置付けられるものである。
2.有限要素解析による半剛接接合部の力学的挙動の評価
汎用有限要素解析プログラムを用いて、スプリットティ形式引張接合部を含む半剛接接合部の力学的挙動を予測し、実験結果を精度良く評価できることを確認できた。高力ボルト接合のモデル化ではボルトの締め付け軸力が考慮されており、非常に精度の高いモデル化を行うことができている。
本解析的研究は、次年度に実施予定の部分骨組の載荷挙動の予測解析のための予備数値解析として位置付けられるものである。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 坂梨美弥, 原田幸博, 田中浩史, 森田耕次: "鋼構造骨組接合部における方杖補強方法に関する実験的研究"鋼構造年次論文報告集. 第9巻. 481-488 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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