研究課題/領域番号 |
13555164
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤井 明 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (20126155)
|
研究分担者 |
大河内 学 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (20302630)
郷田 桃代 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (50242128)
曲渕 英邦 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (60219293)
槻橋 修 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (50322037)
今井 公太郎 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (20262123)
|
キーワード | 集落 / 住居 / 空間 / インターネット / データ間スキーマ / データベース・システム / 支援アプリケーション / 空間データベース |
研究概要 |
本研究は当研究室が開発している「世界集落データベース」におけるデータベースシステムの内容(コンテンツ)にあたる諸形式のデータをデータベース上で相互に関連付け、建築空間情報の取り扱いに即した要件分析を行い、膨大な量の建築空間データを合理的に利用できるための支援アプリケーションの開発と実装を目的とする。 平成13年度は建築空間データの要件分析、データ間のスキーマの設計、支援アプリケーションの開発を行った。伝統的集落に関する建築空間データとして現在取り扱っている、写真、図面,地図,テキスト、および動画像に対し、電子化以後のデータ構造をそれぞれに定義する。住居の実測図に対して該当する内観写真を呼び出したり、動画像に対して集落の解説文が呼び出せるといった、データベース利用時に発生する多様な要件を整理し、その要件に対応したデータ形式の定義を行うとともに、建築空間情報の性質を考慮しデータベースの構成を再検討した。検討されたデータ間スキーマを元に、ワークステーション上で、データベース支援アプリケーションを開発した。データ間スキーマに従うことで、異なる形式のデータ間を縦横に検索・閲覧するという複雑な要求を,重層的に関連付けられた表の内部での処理に還元することができ、検索の高速化、閲覧操作の柔軟性を得ることができた。平成14年度には作成した支援アプリケーションの実装へ向けた調整と、アプリケーションの公開を予定している。
|