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2001 年度 実績報告書

DMEのオンボード水蒸気改質用新反応装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 13555217
研究機関北九州市立大学

研究代表者

藤元 薫  北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (30011026)

研究分担者 黎 暁紅  北九州市立大学, 国際環境工学部, 助教授 (30326459)
朝見 賢二  北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (80202604)
キーワードジルチルエーテル / 水蒸気改質 / ロジウム触媒 / パラジウム触媒 / 水素添加効果 / 燃料電池自動車
研究概要

本研究は、クリーンな燃料として注目を集めているジメチルエーテル(DME)を改質して水素または合成ガスを発生させる、コンパクトで高効率かつ熱伝導性の高い触媒およびその反応器を開発することを目的とする。この反応器は、DMEを燃料とする燃料電池自動車において、車載を可能にする改質器として機能する。そのため本研究では、Tube-Wall型反応器の開発を目標としている。
本年度の研究成果の概要は以下の通りである。まず、これまでに我々が開発してきたγ-アルミナに担持した白金、ロジウム、パラジウムの貴金属触媒を用い、新規製作した固定床流通式装置によりDMEの水蒸気改質活性及び生成物選択性について検討を行った。その結果、いずれの場合も350℃でのDME転化率は10%前後とあまり高くなかったが、ロジウム触媒およびパラジウム触媒が合成ガス(H_2/CO)へ比較的高い選択性を示した。白金触媒では、メタンおよびCO_2が多く副生した。ロジウム触媒、パラジウム触媒では反応系に少量の水素を共存させるとDME転化率が大幅に増加することを見出した。次に、反応条件の最適化を行った結果、350℃でのDME転化率は90%に達し、COの選択率も90%を上回った。触媒の分散状態や表面酸点の強度などについての評価を現在行っている。これら担持金属系触媒を壁面に担持する方法についても検討中である。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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