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2001 年度 実績報告書

モレキュラーインプリンティングによる農薬分解人工ポリマー酵素の創製

研究課題

研究課題/領域番号 13555227
研究機関神戸大学

研究代表者

竹内 俊文  神戸大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (70179612)

研究分担者 牧野 健二  日産化学工業(株), 機能材料事業部, 主席(研究職)
キーワードモレキュラーインプリンティング / 分子認識 / コンビナトリアル手法
研究概要

1)水素結合,静電的相互作用,配位結合,疎水結合などにより,アトラジンの6位の位置(塩素原子)付近に強い酸性基をもつ触媒活性モノマー,2位と4位のアミノ基付近に結合部位形成用モノマーがうまく空間的に配置されるような相互作用をモノマーと形成することのできる鋳型分子(アトラジンおよびその類似体)を経験および計算化学の手法を用いて検討したところ,6位にジスルフィド結合をもつアトラジン誘導体が鋳型分子として期待できることを見出した。
2)市販の分子シミュレーションソフトウェアを改良した新しい2分子ドッキングシミュレーションプログラムを開発し、コンピュータによるバーチャルコンビナトリアルライブラリの構築についての基礎検討を行った。
3)自動ポリマー合成・評価装置を用いたコンビナトリアル手法を利用して、カルボキシル基などの弱い酸をもつ結合部位形成のための結合用モノマーと,スルホン酸基やリン酸基など強い酸性基をもつ触媒反応のための触媒活性モノマーの混合比を変化させたところ,2対6の比で、スルフォエチルメタクリレートとメタクリル酸を混合したとき、最も選択性よく触媒活性発言することを見出した。また、このポリマーの触媒活性を評価したところ,均一形の触媒活性に比べて約10倍の触媒活性の向上が見られた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Takeuchi, T., Fukuma, D., Matsui, J., Mukawa, T.: "Combinatorial Molecular Imprinting for Formation of Atrazine Decomposing Polymers"Chem. Lett.. 530-531 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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