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2002 年度 実績報告書

レセプター・G蛋白質共役の新しい解析法と薬物スクリーニングへの応用

研究課題

研究課題/領域番号 13557087
研究機関東京大学

研究代表者

飯利 太朗  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (90313022)

研究分担者 大西 洋英  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (00313023)
藤田 敏郎  東京大学, 医学部附属病院, 教授 (10114125)
キーワードG蛋白質 / レセプター / 分子機構 / G蛋白質病
研究概要

1)レセプターによるG蛋白質の活性化を測定する簡便なアッセイ系の作製:
任意のG蛋白質共役レセプターとG蛋白質の連関の特異性を組織的にしかも簡便に解析することを可能にする系を確立した。
2)レセプターとG蛋白質の共役の特異性と作用薬物の解析:
G蛋白質の活性化という直下のシグナルを指標に、レセプターに作用する薬物の解析・評価を行った。(1)アンジオテンシンII-レセプター(AT1-R、AT2-R)について検討した。AT2-RがGiと共役することを発見した。またARBの作用特異性を明らかにした。(2)βアドレナリン受容体(β1、β2)とG蛋白質の共役の特異性を明らかにした。
3)レセプター/G蛋白質共役に作用するする遺伝子導入・薬物:レセプターG
蛋白質連関を標的とする薬物開発へのプロトタイプとなるドミナントネガティブGα(T Iiri et al. PNAS.96:499-504,1999)の改良を行った。シグナルの70%抑制が可能となった。
4)G蛋白質の活性化を指標としたレセプター・G蛋白質の共役の特異性・機構の検討:レセプターの高次構造は、オン-オフの2種類だけではなく、複数存在し、各薬物は特定の高次構造の頻度を増す。本法を用いて任意のレセプターで、野生型レセプターを用いて、アゴニスト、アンタゴニスト活性を、また、活性型変異レセプターを用いてインバースアゴニスト活性を検討することが可能となった。アンジオテンシンII受容体、βアドレナリン受容体に対して作用する薬物を解析し、それぞれの活性を評価した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Mashima H et al.: "A novel mitochondrial Ca2+-dependent solute carrier in the liver identified by mRNA differential display"J.Biol.Chem.. 278. 9520-9527 (2003)

  • [文献書誌] Suzuki J et al.: "Involvement of Syntaxin 7 in Human Gastric Epithelial Cell Vacuolation Induced by Cytotoxin VacA"J.Biol.Chem.. 278(in press). (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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