研究課題/領域番号 |
13557095
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
浅尾 高行 群馬大学, 医学部, 助教授 (40212469)
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研究分担者 |
矢澤 伸 日本抗体研究所, 副所長
志村 龍男 群馬大学, 医学部, 助手 (00282393)
桑野 博行 群馬大学, 医学部, 教授 (90186560)
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キーワード | 5FU / 癌転移 / 糖転移酵素 / 抗がん剤耐性 / modulation therapy |
研究概要 |
1.合成糖のlipo化と薬理効果 酵素受容体活性をもつ糖による抗癌剤効果の増強をマウスを用いた腹膜播種転移系で検討したが、合成糖の分子量が小さく腹腔内に留まらないことが判明した。そこで糖鎖の末端にコレスタノールを付加した糖を化学合成しこれを用いてliposomeの作成を試みた。安定性のある糖鎖含有リポソームの作成ができin vitroの活性を検討したところ、増殖抑制活性が認められた。 2.遺伝子導入細胞における温度耐性の機序 糖転移酵素、とくにFucose転移酵素の遺伝子FUTを導入した細胞株では温熱治療に対する感受性に差があることが明らかとなった。その機序としてHSPの発現量をwestern blottingにて比較したが差が認められず糖鎖と感受性の差との関係は明らかとならなかった。今後HSP以外の因子の解析を行う予定である。 3.臨床例における免疫組織学的検討 α1-2 Fucosyl基を認識する抗体YB-3を用いて大腸癌組織を染色したところ大腸の部位により正常粘膜の発現に差がみられた。 右結腸における腫瘍における発現とリンパ節転移の有意な関連が認められた。
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