研究分担者 |
西郷 健一 千葉大学, 医学部・附属病院, 助手 (60323424)
浅野 武秀 千葉大学, 大学院・医学研究院, 講師 (80143311)
落合 武徳 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (80114255)
圷 尚武 千葉大学, 医学部・附属病院, 医員
丸山 道弘 千葉大学, 医学部・附属病院, 医員
|
研究概要 |
<1.膵島への効率的遺伝子導入法の検討:>___- 1)ラット膵島への遺伝子導入 F344雄性ラット膵より、膵島を分離。polyamine transfection reagents(Trans IT 100,Pan Vera,Co.,)にpZeoSV2/lacZ vector(Invitrogen Co.)を封入したLiposomeとincubationし、遺伝子導入を行った。遺伝子導入効率は92.2±6.0%良好でありLipofection法の有効性が示された。 2)イヌ膵島への遺伝子導入 non-viralの遺伝子導入法として#1.Gene gun法(Helios^<TM>Gene Gun(BIO-RAD))、#2.Lipofection法(LIPOFECTAMINE2000(LIFE TECHNOLOGIES))、#3.Electroporation法(Gene-Pulser II(BIO-RAD))の3種類の方法を用い、膵島への遺伝子導入効果につき検討した。ビーグル犬より分離した膵島を用い、plasmid pCMS-EGFP(CLONTECH)を導入した.導入効率はLipofection法で95%と他の方法に比較して優れていた。また導入膵島の機能も非導入膵島と比較してほぼ同等であった。 <2.Notch関連遺伝子を用いた膵β細胞分化誘導の試み:>___- ヒト胎児膵組織由来細胞株2C6にNotch関連遺伝子(Notch1IC,Jagged1,HES1,Deltex1,mastermindDN)をレトロウイルスにてtransfect。細胞抽出液の膵ホルモン濃度を測定。Western blottingにて導入遺伝子の発現を確認した。HES1 transfectantのインスリン濃度、mastermind DN・Deltex1 transfectantのグルカゴン濃度に上昇を認めた、Notch遺伝子調節による膵β細胞分化誘導の可能性が示唆される。
|