研究課題/領域番号 |
13557115
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
田中 隆一 新潟大学, 脳研究所, 教授 (30018816)
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研究分担者 |
加藤 和夫 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (80115104)
高橋 英明 新潟大学, 医学部附属病院, 講師 (70236305)
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キーワード | リエントラント型空洞共振器 / ハイパーサーミア / 非侵襲加温 / コンピュータシミュレーション / 悪性脳腫瘍 |
研究概要 |
既に開発している直径120cm,高さ120cmのリエントラント型空洞共振器の側面に、臨床応用を想定して患者挿入用の円形状窓を設置した。まず三次元コンピュータシミュレーションにて共振器内の電解分布及び外部への漏れ電界分布を解析し、外部への漏れ電界が許容値以下であることを確認した。次に疑似物質を加温し外部への漏れ電界を計測した。挿入窓より50cm以上離れた部位での電界測定値は許容値以下であることが確認できた。これについては平成14年日本ハイパーサーミア学会第19回大会にて報告した。 更に人体形状疑似物質を加温し、温度分布を赤外線サーモカメラにて観測した。出力30Wで15分間の加温を行った結果、疑似物質中央部では4.5度の温度上昇を認めたのに対し、周辺部の温度上昇は2度以下であり、問題となるホットスポットは認められなかった。これについては平成14年電子情報通信学会信越支部大会にて報告した。 動物実験としてはリエントラント型空洞共振器の側面に設置した円形状窓から胴体を出すようにビーグル犬を挿入し、加温実験を行った。実測した漏れ電界は、やはり50cm以上離れた部位であれば、許容値以下であることが確認できた。しかし実験中に動物の体動もあり、電界が安定せず、充分な温度上昇を得ることができなかった。
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