研究課題/領域番号 |
13557133
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 和雄 浜松医科大学, 医学部, 助教授 (00111807)
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研究分担者 |
高山 達也 浜松医科大学, 医学部, 助手 (90324350)
大田原 佳久 浜松医科大学, 医学部, 助手 (80124717)
牛山 知己 浜松医科大学, 医学部, 講師 (50176658)
内久保 明伸 オリンパス光学工業(株), 外科事業推進部, 主任
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キーワード | 内視鏡化手術 / 遠隔操作 / ロボット手術 / 光ファイバー |
研究概要 |
1.学内光ファイバー回線を用いた遠隔内視鏡下手術:当学泌尿器科外来に遠隔操作装置を、手術室に視野移動式腹腔鏡システム設置し、これらを光ファイバーで接続し、遠隔ロボット操作を用いた腹腔鏡下副腎摘除術に成功した。遠隔支援手術は手術室から約100メートル離れた外来にコントロール室を設け、光ファイバーを配線し施行した。手術室にはデジタル画像伝送装置、視野方向を遠隔地から制御可能な腹腔鏡カメラ(ImageTrac Video System^<TM>、オリンパス社製)、室内用カメラを設置した。コントロール室には画像伝送コントローラー、デジタル画像伝送装置、腹腔鏡カメラコントローラー、室内用カメラを設置した。音声はヘッドマイクロフォンをつけて双方向で会話した。通信には大容量デジタル回線を用いた。手術画像はコントロール室のモニターに表示され、コントロール室からのカメラコントロールおよびポインティングは、逆の経路でされた。また、外来の画像伝送コントローラーには症例の画像、他症例の手術ビデオを取り込んでおき、必要に応じて端末モニターに表示した。手術中に機器のトラブルはなく、リアルタイムに鮮明な画像を送受信することができ、離れた場所からのカメラ視野コントロールもスムーズに行うことができた。 2.画像転送システムの改良:光ファイバーを用いた超高速大容量情報伝達システムを利用するためにはATM方式による信号伝送方式をEthernet方式に変更する必要があるため、デジタルビデオEthernet変換機器を内蔵した画像出力装置を開発した. 3.以上の研究結果を世界泌尿器内視鏡学会、第5回テレサージャリー研究会等にて発表するとともに、遠隔支援手術、泌尿器腹腔鏡下手術に関する発表を行った。
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