• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

4つの脳波を用いたbio-feedbackメンタルトレーニング装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 13558004
研究機関東京工業大学

研究代表者

小谷 泰則  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助手 (40240759)

研究分担者 尾碕 哲郎  株式会社ディケイエッチ, 研究開発部, 開発員
平工 志穂  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (30302821)
須田 和裕  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (70192135)
キーワード脳波 / SPN / α波 / CNV
研究概要

本研究は、4つの脳波(α波、CNV、Fmθ波、SPN)を用いて、メンタルトレーニング技術向上のためのフィードバックトレーニング装置を開発することを目的としている。
本年度では、とくにα波、CNV、SPN、Fmθ波同時に測定し分析するプログラム開発を行うことを目的として実験を行った。
4つの脳波同時測定に関する実験
被験者は、20名の成人とした。課題は、時間評価課題とし、指示刺激から指定されて秒数が経過したと思ったならば、運動反応を行うというものであった。運動反応後3秒後に運動反応に関するフィードバック情報を被験者に与えるようにした。分析プログラムは、パーソナルコンピュータに脳波を取り込むための、アナログ・デジタル変換ボードを装着し、脳波取り込み用のプログラムをC言語を用いて作成した。取り込まれた脳波は、以下の4つのフェーズに分けた。(1)指示刺激から運動反応まで(CNV区間)、(2)時間評価の区間(Fmθ波区間)、(3)運動反応からフィードバック呈示呈示(SPN区間)、(4)フィードバックから指示刺激までの区間(α波区間)。各区間の脳波をアナログ・デジタル変換しパーソナルコンピュータに取り込み、α波、CNV、Fmθ波、SPNを算出できるようにした。α波、Fmθ波は、周波数分析を行い、CNV、SPNは加算平均処理を行うようにした。
その結果、時間評価課題を用いて、4つの脳波を同時に測定することが可能になり、被験者に適切なフィードバックを呈示させることが可能となった。今後は、スポーツ場面の映像刺激を呈示させるシステムの構築する必要があるものと考えられる。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Yasunori Kotani et al.: "The effect of reward and stimulus modality on the spatiotemporal dipole model of the stimulus-preceding negativity"Psychophysiology. 39 Suppl.1. S48 (2002)

  • [文献書誌] Yoshimi Ohgami, Yasunori Kotani, et al.: "Eeffect of reward and stimulus modality on stimulus-preceding negativity"Psychophysiology. 39 Suppl.1. S63 (2002)

  • [文献書誌] 小谷泰則 他: "刺激専攻陰性電位に対する刺激様式と報酬の影響 -ダイポール分析による検討-"生理心理と精神生理学. 20巻2号. 180 (2002)

  • [文献書誌] 大上淑美, 小谷泰則, 石井源信: "刺激専攻陰性電位(SPN)に対するFB刺激様式と報酬の効果"生理心理と精神生理学. 20巻2号. 181 (2002)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi