研究課題/領域番号 |
13558005
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
矢野 桂司 立命館大学, 文学部, 教授 (30210305)
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研究分担者 |
古賀 慎二 立命館大学, 文学部, 助教授 (10234725)
中谷 友樹 立命館大学, 文学部, 助教授 (20298722)
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キーワード | GIS / GeoComputation / 消費者購買行動 / インパクト分析 / 国勢調査小地域集計 / microsimulation / 草津市 |
研究概要 |
【2002年度】 3年研究期間の2年目に当る2002年度は、2002年3月に実施した消費者購買行動に関する大規模アンケート調査の分析を中心に行った。また、英国の研究者との共同研究も開始した。今年度の研究実績は以下のようである。 1)大規模消費者購買行動のデータベース化:2000年3月と2002年3月の草津市全戸を対象とした消費者購買行動の大規模アンケートを多様な集計が可能となるような形式でデータベース化を行った(この概要の一部は、「地理」で発表)。 2)湖南地域のGISシステムの構築:平成12年国勢調査の小地域データと詳細な道路ネットワークデータ、システムの高度化を図った(国土交通省の平成14年度GISモデル事業のレポートで中間、最終報告した)。 3)消費者購買行動の経年変化の分析:湖南地域の消費者購買行動の経年変化の分析を行った。そこでは、新たに進出した大規模店のインパクトの分析や、それを予測するためのモデルの精緻化が行われた(2002年度人文地理学会で発表)。 4)Microsimulaton分析の検討:2002年7月上旬に、Fotheringham教授とClarke教授を招聘し、GeoComputationの技法に関する情報収集や意見交換を行った(人文地理学会大都市圏研究部会で研究会を開催した)。また、中谷助教授が、2002年10月から、Leeds大学とNewcastle大学に滞在し、彼らとの共同研究を開始している。 5)自治体などとの連携:草津市と草津商工会議所において、本研究の概要を講演した。
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