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2003 年度 実績報告書

地域の環境を学習するための環境測定装置と連携した近隣小学校間遠隔協同学習システム

研究課題

研究課題/領域番号 13558010
研究機関東京家政学院筑波女子大学短期大学部

研究代表者

高藤 清美  東京家政学院筑波女子大学短期大学部, 情報処理科, 助教授 (00279556)

研究分担者 中山 和彦  21世紀教育研究所, 所長
山野井 一夫  東京家政学院筑波女子大学短期大学部, 情報処理科, 講師 (70230521)
余田 義彦  同志社女子大学, 学芸学部, 教授 (20191653)
キーワード環境教育 / 理科教育 / 協同学習 / ハンズオン / 環境測定装置 / データロガ / センサー / データベース
研究概要

学校における実践を通して学ぶ環境教育は、様々な制約があるために、子どもたちの日常の生活空間だけを対象とせざるを得ない。しかし、環境の仕組みを考えたとき、周辺地域との関連を無視することはできない。我々は、実践を通して学ぶ環境教育を、より豊かで、充実したものにするための、学習支援システムの構築を目的として研究開発を続けてきた。
本研究では、特に、子ども達が住む地域を対象とした環境学習を出発点とし、段々と周辺地域を対象とした環境学習へと発展させていく中で、子ども達自身の問題として環境学習に取組むことができると考え、近隣の学校間での協同的な環境学習を支援するシステムの構築を目指している。また、複数の学校間での環境学習の成果をお互いに比較参照するために、共通の手法を用いた環境測定も重要であると考え、このための環境測定装置の開発や活用も検討している。
今年度は、昨年度に引続き、霞ヶ浦周辺の小学校数校において、環境学習における協同学習に取り組む意思のある小学校に依頼し、環境測定装置や気象データ記録システムの試用を続け、協同学習の内容についての検討をおこなった。この中で、共通の認識に立っての環境分野の協同学習の実施についての方策の検討についてもおこなったが、各学校の事情が異なるために、協同学習としての取り組みに問題が見受けられる場面もあった。この点に関しては、今後も研究として取り組む必要がある。
また、学校現場で使用することを目的とした、新規の測定装置用の紫外線および湿度センサーについての基礎的な研究もおこなった。特に、今後、重要度が高くなると考えられる紫外線(オゾン層の破壊に伴う太陽からの紫外線量の増大が懸念される)の測定を目的としたセンサーの開発には一定の成果を得ることができた。今後の課題としては、学校現場での使用を目指して、安定性や信頼性の確保を得るために研究が必要と思われる。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 高藤 清美: "Analysis of Chemical Reactions in a Solid of Polysaccharide"IUPAC International Symposium on Macromolecule-Metal Complexes. 10. 112-112 (2003)

  • [文献書誌] 高藤 清美: "色素および酸発生剤を含む多糖類擬固体による電磁波可視化デバイスの反応解析"高分子学会年会・高分子学会予稿集. 52. 735-735 (2003)

  • [文献書誌] 高藤 清美: "多糖類固体膜分散Ru(bpy)_3^<2+>の発光特性に及ぼす湿度効果"高分子学会討論会・高分子学会予稿集. 52. 3236-3237 (2003)

  • [文献書誌] 高藤 清美: "Fabrication and Kinetics Investigation of Visualizing Device for UV Irradiation Using Polysaccharide"AIST International Symposium on Photoreaction Control and Photofunctional Materials. 6. 168-169 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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