研究分担者 |
仰木 裕嗣 慶應義塾大学, 環境情報学部, 助手 (90317313)
神保 雅一 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (50103049)
清水 邦夫 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (60110946)
中園 美香 (株)数理システム, 研究員
宮地 力 国立スポーツ科学センター, 情報システム部, 部長 (20157647)
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研究概要 |
本年度は,インターデータベースの実用化に向けて,DandDルールの拡張と,支援システムの中核となるDandDサーバの設計を行った. 1.Unidataプロジェクトで提案されている,大気,気象データの記述ルールNetCDF(Network Common Data Format),社会科学や行動科学分野の国際的な基準や手法を提供するための規格DDI(Data Document Initiative)など他の記述ルールとの比較の結果,インターデータベースは,DandDルールの拡張でなければ,汎用性拡張性に欠けるものとなってしまうとの結論を得た. 2.多国語対応とするため,文字コードをUTF-16に統一するだけでなくさまざまな言語依存の記述部分を使用する言語によって切り替えられるよう,DandDルールも改訂した. 3.DOMを基本とするDandDサーバを設計し,そのプロトタイプをJAVA言語で実装した.このDandDサーバは,ネットワークを介したクライエントからのDOMによる要求を処理するだけでなく,ネットワーク上のさまざまなRDBやそれと同等な形式のデータファイルにアクセスし,表現形式や文字コードなども統一する機能をもったものである. 4.データベースの更新に動的に対応するためには,現在のSQLではタイムスタンプが提供されないため,別途,タイムスタンプを取得する仕掛けを考える必要があることが判明した. 5.データ取得現場で,データとともにその記述を一体化し,DandDインスタンスを生成する,支援システムの機能設計を行った.
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