研究課題/領域番号 |
13558040
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
田野 俊一 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 教授 (50282918)
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研究分担者 |
岩田 満 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 助手 (40323886)
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キーワード | 創造性 / ヒューマンインタラクション / 立体画像 / スケッチ / 2D・3Dシームレス連携 |
研究概要 |
カーエクステリアデザイナがタブレットにスケッチを描き、それを掴んで目の前に置くと、デザイナのペンタッチを忠実に再現したままの立体画像が目の前に現れ、その立体画像を手で触ることにより変形し、それを掴んで紙の上に置くと紙上のスケッチが更新されるといった利用形態を持つ自然なユーザインタフェースを持つ高度な情報環境のプロトタイプを開発した。 本研究では既開発システムの評価、問題点の解決、新システムの開発・評価を行い、人間の創造的知的活動の支援技術を社会において実用化可能なレベルまで高める。本年度の具体的な研究成果は、(1)2Dスケッチと3Dスケッチの相互変換エンジンの汎用化/一般化、(2)UIの一般化、(3)シンプルなハードによる実現、である。 具体的には、(1)において、手書きスケッチの線分の接続関係をマトリックスにより表現し、その固有値により、スケッチされた図形の弁別を行う手法を開発した。これにより、スケッチされた球、円錐、多角すいなど7種の基本プリミティブの認識が可能になった。(2)に関しては、7種の基本プリミティブを組み合わせたり、角を丸めたり、表面に描画されることにより、自由な形状をスケッチできるUIを提案し実装した。(3)に関しては容易かつ安価に入手可能なマイクロポールと簡易3D方向センサのみで実現可能であることを示した。 以上の研究成果を元に、システムを実現し評価を行った。
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