研究課題/領域番号 |
13558058
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研究機関 | 和歌山工業高等専門学校 |
研究代表者 |
山口 利幸 和歌山工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (60191235)
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研究分担者 |
仲野 巧 豊田工業高等専門学校, 情報工学科, 助教授 (80217794)
所 哲郎 岐阜工業高等専門学校, 電気情報工学科, 教授 (10155525)
中川 重康 舞鶴工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (60155679)
葉山 清輝 熊本電波工業高等専門学校, 電子工学科, 助教授 (00238148)
大山 英典 熊本電波工業高等専門学校, 電子工学科, 教授 (80152271)
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キーワード | 太陽光発電 / 太陽電池 / 発電特性 / 変換効率 / 日射量 / 気温 / データベース化 |
研究概要 |
地球環境問題等からクリーンなエネルギー源である太陽光発電システムが注目されている近年、全国54国立高専のうち39高専に40kW太陽光発電システムが設置され、運転を開始した。本研究では、これら39地点での太陽光発電システムを対象として、発電量等の実証データを収集するとともに、その評価を行うことを目的として実施している。さらに、これらの実証データ及び評価結果をデータベース化し、インターネットによって公開する。 3年計画の初年度となる平成13年度は、全国39高専に設置された太陽光発電システムの設置条件および発電量等のデータを、共同研究者全員で分担して収集することができた。特に、すべてのデータを電子媒体として収集できたことは今後のデータ処理に有効と考えられる。ただし、データフォーマットの不統等があり、今後比較検討を進める上でデータ変換作業を要する。 次に、積雪の見られる地域(舞鶴等)での発電状況を他の地域と比較検討するため、舞鶴高専に気象条件観測システムを構築した。今後のデータ収集により、有益な知見が得られると期待される。 太陽光発電システムの実用に際して、既設建物への設置が前提となることが予想されることから、従来得られていない北面設置の発電量基礎データを収集することは重要である。本年度は、和歌山高専に設置されている方位角傾斜角可変システムを用いて、北面データの収集を行った。 以上の収集されたデータの中から、共同研究者が所属する高専における太陽光発電システムのデータを用いて、分析評価を試みた。その結果、39高専の太陽光発電システムデータを分析評価するプログラムの基本構想を検討できた。また、今回の分析評価結果を、本研究の成果として論文等で発表した。
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