研究課題/領域番号 |
13571006
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山田 洋子 京都大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (20123341)
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研究分担者 |
皆藤 章 京都大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (70204310)
矢野 智司 京都大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (60158037)
BECKER Carl 京都大学, 大学院・環境学研究科, 教授 (60243078)
伊藤 哲司 茨城大学, 人文学部, 助教授 (70250975)
加藤 義信 愛知県立大学, 文学部, 教授 (00036675)
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キーワード | 他界観 / ライフサイクル / 生命観 / イメージ画 / 多文化 / 人生イメージ / いのち / 生涯発達心理学 |
研究概要 |
本年度は、最終年度であるので、今まで収集してきた日本・ベトナム・フランス・イギリスのイメージ画など各種他界観調査データと、国際フィールドワークで得た墓地や追悼資料などの写真・図像・観察資料の分析を行って、4カ国比較と考察のまとめをした。また、公開講演会、公開シンポジウムを開催して、広く公開の場で討議を行った。国際学会や国際シンポジウム、国際研究会における発表も積極的に行い、アメリカ、イギリス、ベトナム、フランス、中国の心理学者や関連する学際的領域の研究者と討論した。理論・方法論にかかわる著書や論文発表も積極的に行った。3年間にわたる全体の研究成果は、研究成果報告書にまとめた。 1.公開講演会・公開シンポジウムの開催:人生サイクル・いのち・他界イメージ:多文化の視点から 企画 やまだようこ。講演 矢野智司。シンポジウム 多文化の視点からみる他界とたましいの表象 小松和彦・やまだようこ・カールベッカー・加藤義信・伊藤哲司・戸田有一ほか。 2.日本、ベトナム、フランス、イギリスの国際調査データ収集・分析・まとめ:イメージ画調査の4か国比較の質的・量的分析と、国際フィールドワーク調査、およびそのまとめを行った。 3.国際学会や国際シンポジウム、国内学会での発表:ヨーロッパ国際行動発達学会(イタリア、ミラノ)、国際シンポジウム「文化心理学と人間関係論の諸相(立命館大学)」、「The scientific seminar of Asian-Pacific area youth psychologists」(北京師範大学)などで研究成果を発表し内外の研究者と討論した。 4.研究成果報告書の作成:3年間の集大成として、報告書のための新たな論稿を多数加えて、384頁の報告書をまとめた。今後さらに研究成果は、やまだようこ編『この世とあの世のイメージ』(金子書房)として出版される計画である。
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