研究課題/領域番号 |
13571012
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
丹羽 孝 名古屋市立大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (10113325)
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研究分担者 |
勅使 千鶴 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (20086010)
金田 利子 静岡大学, 教育学部, 教授 (60086006)
宍戸 健夫 同朋大学, 文学部, 教授 (20086135)
有賀 克明 名古屋市立大学, 教授 (00149494)
一見 真理子 国立教育政策研究所, 国際研究・協力部, 総括研究官 (20249907)
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キーワード | 子育て支援 / 三カ国比較研究 / 乳幼児の権利保障 / 幼稚園認証制 / 保育のミニマム / 保育の質 / 社会的支援 / 幼児教育研究ネットワーク |
研究概要 |
本研究で得られた成果の一部を整理、公開するために第56回日本保育学会(静岡市コンベンションアーツセンター:2003/5/17-18)で発表した。その題目は(1)日本における子育て支援の実態について(名古屋市事例研究)、(2)日本における子育て支援の実態について(東京都及び三鷹市事例研究)、(3)中国における育児の社会的支援と乳幼児の権利保障に関する研究(北京・上海)の三木であった。 本年(2003)年度は、中国幼児教育の歴史100年年目にあたり、中国幼児教育学会は100年記念大会を人民大会堂及び京豊賓館(北京市)で開催した(2003.10.15-18)。私たちは本研究に参加している祝士媛、張燕、蘇真教授(北京師範大学)の支援のもと、(1)日本の子育て支援実態報告(水野)、(2)日本の幼児教育・保育政策動向(丹羽)、(3)日本の育児支援とその特徴(有賀)の報告を行った。 本研究グループは第56回日本保育学会実行委員会の要請を受け、国際フォーラムを準備、実行した。主題は「東アジア幼児教育新時代への課題と展望」で、発表者は李基淑(梨花女子大学教授:韓国における子育て支援現況)、張燕(北京師範大学教授:中国幼児教育現況と子育て支援)、一見、勅使、宍戸が指定討論者として参加した。司会は平岩が担当した。100名を超すたくさんの参加者があり、盛会であった、 この3年間にわたって蒐集された調査研究資料の整理、研究論文のまとめ、重要資料の翻訳を内容とする「研究成果報告書」を作成し、成果の公共化を図るための作業を行っている。また、本研究に拘わって韓国では「中・韓・日三カ国の幼児教育・保育政策比較研究」が韓国文部省の支援で成立するなど、三カ国の幼児教育研究ネットワーク形成に大きな貢献を果たすことができた。
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