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2002 年度 実績報告書

東アフリカ海岸地域におけるイスラムの多様性とネットワークに関する人類学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13571016
研究機関一橋大学

研究代表者

浜本 満  一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (40156419)

研究分担者 花渕 馨也  北海道医療大学, 看護福祉学部, 講師 (50323910)
慶田 勝彦  熊本大学, 文学部, 助教授 (10195620)
大塚 和夫  東京都立大学, 人文学部, 教授 (70142015)
キーワードイスラム / マドラサ / 布教活動 / 憑依 / 都市 / モスク / イスラーム教育 / ケニア:タンザニア:コモロ
研究概要

本年度は、東アフリカ海岸部におけるイスラームネットワークの展開とイスラームの多様性の実態についてさらに基礎的資料を収集するため、各分担者がそれぞれの調査地において1〜3ヶ月間の現地調査を実施した。
大塚はタンザニアのダルエスサラームとザンジバル島において、マドラサと呼ばれるイスラーム学校の展開と教育内容に関する調査を行った。また、アラブ地域と東アフリカ海岸部の歴史的関係についてロンドンにおいて資料収集を行った。
慶田は、ケニアのマリンディを拠点にムスリムと非ムスリムが混在する都市・農村部で調査を行い、ギリアマ人のイスラーム化された文化的実践について研究を行った。
花渕は、タンザニアのザンジバル島においてコモロ系移民のイスラームネットワークと憑依霊信仰について調査を行い、非ムスリム社会との歴史的接触と霊表象との関係について研究を行った。
研究代表者である浜本は、ケニアの東海岸部後背地に位置する非ムスリムのドゥルマ社会において、イスラームに対する文化的想像力に関する調査研究を実施するとともに、研究協力者・古川優貴とともにケニア西部におけるイスフーム浸透の実態について予備的研究を行った。また、分担者の研究を総括し、全体の情報の整理を行った。本年度の調査研究の成果により、ケニア、タンザニア・コモロを結ぶイスラームネットワークの広がりと、地域的に展開するイスラームの多様性の実態に関する基礎的データが集まり、その全体像が解明されつつある。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 慶田 勝彦: "妖術と身体-ケニア海岸部における翻訳領域-"民俗学研究. 63(3). 289-308 (2002)

  • [文献書誌] 慶田 勝彦: "族する憑依霊-ケニア東海岸における精霊憑依ペーポについて-"こころと文化. 2(1). 18-27 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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