研究課題/領域番号 |
13571023
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研究機関 | 湘南工科大学 |
研究代表者 |
HOUGH D A 湘南工科大学, 工学部, 教授 (50322540)
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研究分担者 |
本多 博彦 湘南工科大学, 工学部, 講師 (90339797)
MAYBIN Don 湘南工科大学, 工学部, 助教授 (60269644)
長沢 可也 湘南工科大学, 工学部, 教授 (20180474)
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キーワード | 危機言語 / 少数民族 / 地域研究 / ミクロネシア / コスラエ / コスラエ語 / 辞書作成 / 教育プロジェクト |
研究概要 |
1回目(H14年7月〜9月) : 1.コスラエ語の辞書作成について、子供向けピクチャー・ディクショナリーは、パイロット・テスト用として26冊を現地に持っていき、実際に子供たちに使用してもらった。つぎに小学生3年生から5年生までのジュニア・ディクショナリーについては、製作中である。この辞書はコスラエ語辞典であるが、英語、日本語の単語訳も収録する。 2.教育関係のプロジェクトについて、コスラエ語(国語)の授業で使用する教材にコスラエの昔話を取り入れるため、現地の8年生の学生たちに昔話をテープに収録してもらい、それをもとに教材の作成を行う。以上の2つのプロジェクトを行う上で、それぞれ2つのワーキング・グループを発足させ実行している。 2回目(H15年2月〜3月):子供向けピクチャーディクショナリーはパイロットテストの終了と手書きの校正も終了。これからは、校正した部分をコンピュータに入力して、7月末日までに印刷をする予定である。次に小学生3年生から5年生向けのジュニアーディクショナリーについては、AからNまでの手書きの校正が終了。また、コンピュータでのスペリング・ゲームのソフトを作製し、サンプルを現地に持って行き、実際に子供たちに使用してもらった。これからこのソフトの開発と作製も進める予定である。 この研究は、少数民族の言葉や文化を守るための新しい方法です。この研究方法の特徴は、実際に現地の人たちが必要としているニーズに応えるやり方で研究を進めます。そのため、とても実用的です。この研究方法については、新しい危機言語研究方式として注目されつつあります。日本言語学会や国際応用言語学会(AILA)での研究発表は好評であり、今年6月のユネスコでも研究発表をすることになっています。
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