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2003 年度 実績報告書

東アジア家系記録(宗譜・族譜・家譜)の総合的比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 13571027
研究機関立教大学

研究代表者

上田 信  立教大学, 文学部, 教授 (90151802)

研究分担者 森本 一夫  北海道大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (00282707)
中西 裕二  福岡大学, 人文学部, 教授 (50237327)
嶋 陸奥彦  東北大学, 文学部, 教授 (30115406)
豊見山 和行  琉球大学, 教育学部, 助教授 (40211403)
キーワード親族関係 / 家譜 / 家系図 / 墓標 / 東アジア / 中国 / 朝鮮 / 沖縄
研究概要

本年度は各研究分担者・研究協力者および研究補助者が、それぞれ収集した資料を分析し、成果をまとめるべく作業を進めてきた。また、関係者相互の連絡を密にして、東アジアの家系記録について比較検討を行った。
嶋は家系記録の調査を行うため、東京大学東洋文化研究所・ユタ系譜資料館などに赴き、そこに所蔵されている朝鮮関係の家系記録を閲覧、調査した。これらの調査に基づいて、日本における朝鮮の家系記録の所蔵状況について、データを整理する作業を進めた。研究補助者の倉橋圭子を中国上海に資料調査のために派遣し、族譜に関する基礎的なデータを収集した。
12月には福岡大学において研究会を開催し、その成果を出し合い、議論を重ねた。中西からは科学研究費を用いた調査成果をまとめ、ヴェトナムの家系記録の保存状況、現地における研究の進捗状況に関する報告がなされた。研究協力者の田中藤司(成城大学民俗学研究所・研究員)からは、天草の墓石に関する研究、宮下克也(北里大学・非常勤講師)は、沖縄の親族組織に関する報告がなされ、盛んな意見交換が行われた。また、上田は九州において、中世から近世にかけて東アジアの海域世界で活動した松浦氏についてその系譜などを閲覧し、海域世界における家系記録の持つ意義について考察する方向を模索した。
三年間に及ぶ研究成果を、最終報告書としてまとめ、印刷し関連研究機関および研究者に送付した。研究成果が、今後の研究の展開に資すことを期待している。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 森本一夫: "A Preliminary Study on the Diffusion of the Niqabat al-Talibiyyin"The Influence of Human Mobility. London. (2003)

  • [文献書誌] 森本一夫: "ナースィレ・フスラウ著『旅行記(Safarnamah)』訳註(I)"史朋. 35. 1-29 (2003)

  • [文献書誌] 森本一夫: "ナースィレ・フスラウ著『旅行記(Safarnamah)』訳註(II)"史朋. 36. 24-47 (2003)

  • [文献書誌] 中西裕二: "甘木朝倉の占い神事"温故(甘木歴史資料館だより). 38. 1-11 (2003)

  • [文献書誌] 上田信: "封禁・開採・弛禁:清代中期江西における山地開発"東洋史研究. 61・4. 115-144 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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