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2004 年度 実績報告書

4〜6世紀における華北石刻史料の調査・研究

研究課題

研究課題/領域番号 13571028
研究機関龍谷大学

研究代表者

佐藤 智水  龍谷大学, 文学部, 教授 (40116463)

研究分担者 黄 暁芬  東亜大学, 総合人間文化学部, 教授 (20330722)
宮崎 洋一  広島文教女子大学, 人間科学部, 助教授 (50258290)
キーワード南北朝 / 北魏 / 仏像 / 造像銘 / 石刻 / 仏教 / 華北 / 拓本
研究概要

本年度の調査・研究では、2回の現地調査を行った。まず5月20日〜25日に河南省鄭州市の河南博物院を拠点として、新郷市東魯堡村百官寺旧跡、淇県石仏村石仏寺、沁陽市河内石苑を訪れ、帰途に北京の首都博物館、石刻芸術博物館で主に造像銘を調査した。
次に、8月16〜29日には龍谷大学の院生6人を伴い、山西省太原市から東南に下る交通路をたどって河南省鄭州市に抜け、各地の博物館のほか途中の丘陵地帯に散在する仏教遺跡・文物を調査した。主な調査地点は以下のごとくである。太原市山西省博物館、平定県開河寺石窟、昔陽県石馬寺石窟、左権県石仏寺石窟、沁県南涅水石刻館、長治市博物館、高平市文博館、羊頭山石窟、清化寺旧跡、高廟山石窟、建寧郷資積寺、晋城市博物館、崇寿寺、石仏嶺摩崖、新郷市博物館、鄭州市博物館、河南博物院等々。博物館では、陳列された仏像や碑文の石刻文字史料を採集・移録し、小石窟では、悪条件のもと、チーム別に測量、写真撮影、文字史料の採集・移録を行った。移録したメモはパソコンに入力、2000枚以上の写真は帰国後デジタル処理し焼き付けて保存する作業を進めた。
また、国内の美術館に所蔵展示されている石刻類をも随時調査し、特に龍谷大学図書館所蔵の石刻拓本類については月1回の銘文史料研究会を開いて、集中的に検討を加えた。
河南省における調査の一端については6月5日に岡山大学で行われた「語りだす図像」研究会において、「河南派-光三尊像のルーツをたずねて」と題する研究報告を行った。
本調査・研究の展開過程において、新郷市博物館の汪秀峰館長及び呂名軍研究員との有意義な討議が実現し、今後の研究交流を確認した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 大原美術館の一光三尊石仏立像2005

    • 著者名/発表者名
      佐藤智水
    • 雑誌名

      語りだす図像 1

      ページ: 26-41

  • [雑誌論文] 亜州地域的木槨墓研究2005

    • 著者名/発表者名
      黄 暁芬
    • 雑誌名

      考古発見与中国学術史研究 1

      ページ: 11-17

  • [雑誌論文] 華北石刻史料の調査-南北朝時代の造像史料から-2004

    • 著者名/発表者名
      佐藤智水
    • 雑誌名

      唐代史研究 7

      ページ: 177-203

  • [雑誌論文] 中国の木槨墓の形成過程2004

    • 著者名/発表者名
      黄 暁芬
    • 雑誌名

      考古学ジャーナル 517

      ページ: 5-9

  • [雑誌論文] 前漢南北中軸線とその象徴性2004

    • 著者名/発表者名
      黄 暁芬
    • 雑誌名

      国際日本文化研究センター論文集

      ページ: 8-11

  • [雑誌論文] 手本としての「顔真卿」2004

    • 著者名/発表者名
      宮崎洋一
    • 雑誌名

      広島文教人間文化 4

      ページ: 19-32

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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