研究課題/領域番号 |
13571031
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
寺山 恭輔 東北大学, 東北アジア研究センター, 助教授 (00284563)
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研究分担者 |
高倉 浩樹 東北大学, 東北アジア研究センター, 助教授 (00305400)
岡 洋樹 東北大学, 東北アジア研究センター, 助教授 (00223991)
栗林 均 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (30153381)
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キーワード | ヤクーチア / 遊牧封建論争 / オトグ・バグ / ブリヤート / シベリア / アルヒーフ / 民族自治 / ウランウデ |
研究概要 |
寺山は、夏季(8月20日-9月6日)のロシアへの調査旅行でシベリアのイルクーツク、チタ、ブラゴヴェシチェンスクに存在する史料館(アルヒーフ)を訪問し、史料の所蔵状況を把握することができた。また、帰途モスクワの史料館でも史料の収集にあたった。11月にはハバロフスクの史料館を訪問して同様に史料の所蔵状況を調べた。いずれの場合も現地の歴史研究者と面会して研究への協力を依頼するとともに、研究の現状を把握することができた。10月には北海道大学で行われた研究会に参加し、第ニ次世界大戦の捕虜の問題に関するレポートを執筆した。本研究にとっても有益な情報をえることができた。12月には本研究の一環として、1930年代の新疆に対するソ連の政策に関する論文を執筆した。 岡、栗林は8月21日からロシアのブリアート共和国ウランウデ市に長期滞在し、ロシア科学アカデミーシベリア支部ブリヤートモンゴル・仏教・チベット研究所、ブリヤート国立大学を中心とする現地研究者との交流につとめ史料の保管状況等について知ることができた。寺山と合流したあとサンクトペテルブルグのロシア科学アカデミー東洋学研究所サンクトペテルブルグ支部において現地研究者とコンタクトをとり、国立図書館においても史料の所蔵状況を調べるなど、ロシア国内におけるモンゴル関係の研究、史料の保管状況などについて知ることができた。高倉は本科研による調査旅行は実施できなかったか、課題「1920〜1940年代におけるロシア・ヤクーチア地方の民族自治史と民俗学史との関係-『遊牧封建論争』とヤクーチア歴史像をめぐる諸問題」に基づき資料収集を行った。特にロシアのノヴォシビルスクにある東北アジア研究センターの連絡事務所へ駐在員として派遣されていた2001年12月-2002年1月にかけて現地研究者との研究交流を実施し有益な情報を得ることができた。
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