研究課題/領域番号 |
13571047
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
近藤 安月子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90205550)
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研究分担者 |
高田 康成 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (10116056)
木畑 洋一 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (10012501)
恒吉 僚子 東京大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (50236931)
丸山 千歌 横浜国立大学, 留学生センター, 講師 (30323942)
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キーワード | 短期交換留学 / 日本語教育 / 国際比較 |
研究概要 |
本研究プロジェクトは、東京大学教養学部短期交換留学プログラム(通称AIKOM)を事例に、単位互換制度を前提とした英語による短期留学プログラムとその日本語教育に的を絞り、制度と日本語教育の両面から分析を試み、、プログラム参加生にとって留学前後の日本語学習の継続性を確立するための資料収集、情報交換、現状調査を実施することを目的とする。平成13年度は本研究初年度であり、研究計画書に従って以下のように分担作業を進め、情報収集と分析を行った。 1)制度面:(1)アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、日本の留学生教育、特に短期留学に 関する政府関連答申、教育省、各留学プログラム等に関する資料を収集し、分析した。(2)オセアニアの海外協力者を招聘し、AIKOM運営委員会、日本語側研究チーム制度面関係者との情報交換を行い、事例としての東京大学の英語による特別プログラム(AIKOM)の位置づけとシドニー大学の事例を具体的に整理した。 2)日本語教育面:(1)AIKOM日本語プログラムから教材開発などの成果発表と情報交換を行った(凡人社、国際基督教大学、オークランド)。(2)海外協力者より提供されたミシガン大学、モナシュ大学、オタゴ大学の日本語教育プログラムについての情報を各国(アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド)の大学学部レベル日本語教育の事例として整理し分析した。(3)国内の短期留学プログラムと日本語教育についての研究会と他機関訪問を通して、都合7大学のプログラム実施状況について情報を収集し、AIKOMの相対化を試みた。(4)オセアニアのAIKOM提携先3校(オタゴ大学、オークランド大学、モナシュ大学)を訪問し、海外協力者との情報交換とAIKOM参加生の帰国後の日本語教育面での動向についで情報を収集し、現在計画中であるAIKOM参加生の追跡調査の資料とした。
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