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2002 年度 実績報告書

ベラルーシ・ウクライナの体制転換開始過程での経済・社会・政治構造の微視的総合研究

研究課題

研究課題/領域番号 13572015
研究機関北海道大学

研究代表者

吉野 悦雄  北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80142678)

研究分担者 松里 公孝  北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (20240640)
キーワード体制転換 / ウクライナ / ベラルーシ / 家族関係 / 地方政治 / 権力基盤 / 都市と農村
研究概要

本年度は,2名が2回づつ合計4回の現地調査を行った。
吉野悦雄は7月25日より15日間,ベラルーシの東部国境地帯,すなわちロシアにもっとも近く,ロシアの社会・政治・文化環境の影響を強く受けている地域で9軒の個別家庭面談調査を行った。この地域での社会構造がかなり安定的であることを確認した。
また吉野悦雄は10月30日より11日間,ウクライナの西部国境地帯,すなわちポーランドなど西側の社会・政治・文化環境の影響を強く受けている地域で8軒の個別家庭面談調査を行った。この地域での社会構造が,従来の安定したものから,西側市場経済の影響を受けてダイナミックに変動する萌芽的徴候を確認した。
松里公孝は,8月19日から40日間にわたって,ベラルーシとウクライナの全域で地方の政党関係者や研究者と集中的な面接インタビューを行った。とりわけ吉野が西ウクライナを中心に調査をしていることを補足すべく,オデッサなど東部ウクライナで調査を行い,ロシア的要素が強固であることを確認した。
松里が担当した政治学分野での調査はほぼ完了し,最終年度は歴史文化的領域での研究を行う予定である。吉野にあっては,これまで収集した膨大なインタビュー資料の分析がまだ開始したばかりであり,最終年度はその分析に集中する。ただし,方法論的な研究の全体像については,吉野は平成14年度に成果を公表した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 吉野悦雄: "微視的歴史研究としての家系図分析"歴史学研究会(編)『系図が語る世界史』,青木書店. 単行本. 369-398 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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