研究課題/領域番号 |
13572024
|
研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
井口 富夫 龍谷大学, 経済学部, 教授 (70113115)
|
研究分担者 |
村上 敬進 龍谷大学, 経済学部, 専任講師 (60340501)
シュレスタ マノジュ L. 甲南大学, 経営学部, 教授 (90248097)
|
キーワード | 保険 / カタストロフィー / 巨大災害 / 保険代替スキーム / 消費者利益 |
研究概要 |
近年、世界者地で、巨額の経済的損失をもたらす自然災害が多発し、保険会社の保険引受キャパシティが著しく減少している。そこで、保険会社は、保険市場と金融市場を結びつけた保険代替スキーム(代替リスク移転)を開発することになった。 本研究の自的は、保険代替スキームを含む、保険業における最近の動きが、個入保険契約者の利益増大に貢献するか否かについて、明らかにすることであった。 研究期間は4年間であるが、最初の年度である平成13年度は、次の研究を行なった。 ・伝統的保険と保険代替スキームの違いに関する検討 従来の文献レビューによる問題点の整理 保険引受キャパシティ不足に関する考察 ・保険代替スキームの国際比較のための準備(国内での資料収集等) ・保険代替スキームの国際比較のための実態調査(国内での調査と海外での現地調査) ・アメリカ調査を実施した。アメリカ保険業の実態を把握するとともに、保険会社と巨大災害との関連性について調査を実施した。 アメリカ保険業における政府規制の現状を調査した。 ・平成4年3月に、シンガポール調査を実施する。とりわけ、保険会社の資産運用業務の実態を調査する。
|